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Jan 4, 2006
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カテゴリ:戦略
遺棄兵器処理 中国、予定外の要求 大型変電所やヘリポート 軍事転用狙う?

 中国での旧日本軍遺棄化学兵器処理事業をめぐり、中国側が当初の予定になかった大規模変電所やヘリポートの建設を要求していることが二日、明らかになった。処理施設建設予定地の吉林省ハルバ嶺は、ロシアや北朝鮮国境に近い地政学上の要衝。与党からは事業終了後に中国側が施設解体に応じず、人民解放軍の弾薬保管やミサイル格納などに転用する可能性を指摘する声が出ており、今春、現地調査に乗り出す方針だ。
 与党関係者らによると、中国側は新たにヘリポート建設を要求してきたほか、五万-七万キロワットの処理能力を持つ変電所の建設を非公式に打診。三十万-四十万発の化学兵器処理に必要な変電所は数千キロワット規模とみられており、中国側の要求は大幅に上回っている。
 また、ハルバ嶺を訪れたことがある関係者らの調査で、処理施設建設予定地の周辺道路や施設内の道路は、すでに数十トン級の戦車や装甲車が通行できるほど頑丈に舗装されていることが判明した。
 これに対し、日本政府は「処理施設の基本設計が完成する今年度いっぱいまで、所要電力量は分からない」(内閣府遺棄化学兵器処理担当室)と説明するだけ。舗装道路についても、「軍用車両が通行できるかもしれないが、あくまで化学弾を運搬する車両のためのもので、軍用車両の通行は想定していない」としている。
 施設建設を含む処理事業は日本側の負担で、少なくとも二千億円程度に上るとされる。内閣府の高松明遺棄化学兵器処理担当室長は産経新聞に対し、「化学兵器処理の終了後は施設を解体する」と説明しているが、現時点では「中国側の同意を得たわけではない」(遺棄化学兵器処理担当室)といい、事業終了後の施設解体をめぐる中国側との協議は妥結していない。
 一九九九年七月に締結した遺棄化学兵器に関する日中覚書は、日本が処理費用をすべて負担するだけでなく、処理の過程で起きる事故も日本がすべて補償する内容。このため、日本側が事業終了後に施設の引き渡しと解体を求めても、中国側が新たな遺棄化学兵器の発見などを理由に応じない可能性がある。
 昨年十一月に自民、公明、民主の議員団による現地調査が中止され、処理事業の実態は不透明なまま。与党はこうした状況を問題視しており、自民党の閣僚経験者らが中心となって今月中に有志議員による調査団を募り、雪解け後の現地入りを目指す。
     ◇
【用語解説】遺棄化学兵器
 旧日本軍が中国に遺棄したとされる毒ガス砲弾など。1997年4月に発効した化学兵器禁止条約で、日本が原則的に2007年4月まで(最大で5年延長可)に処理する義務を負う。中国側は遺棄砲弾数を約200万発と主張していたが、最近の調査では30万-40万発と推定される。約9割が埋められている吉林省ハルバ嶺で焼却処理する。(産経新聞) - 1月3日3時29分更新

☆決して「中国側の立場を鵜呑みせよ」とは言わない。
 しかし、もし軍事的に利用可能な地点だとしても、それは日本の国防に脅威とはならない。地理的な調査や戦略情報は完全に把握できるからだ。

 もし脅威になるとすれば、ロシア側から強力に「中国の要求は不当だ」というクレームがつくだろう。
 北朝鮮は、国境に中規模な変電所ができれば、国境を越えた電力供給の希望をつなぐだろう。

 こうしたことをすべて含めて交渉すればいい。
 これは補償交渉なのだ。

 「事後に施設を破棄する」なんて契約をつくって、さらに日本側が解体費用をかけるなんて愚劣なことは考えないほうがいい。

 中国軍が利用するのも大いに結構。
 こんな汚染処理施設の跡地をわざわざ軍事拠点に使用するとは思えないよ。

 中国はもう豊かな国なのだ。
 優秀な科学者を辺境に隔離して、極秘機密の研究をするような時代ではない。
 陸軍の人員は削減したのだから、駐屯地にするような場所じゃない。
 地下ミサイル基地にも不適当だ。

 補償交渉の原則はハズしてほしくないな。





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Last updated  Jan 4, 2006 11:10:16 AM
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