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曹操注解 孫子の兵法

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Jul 14, 2010
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ある人が亡くなった。

自宅での急死だった。

理由はわからない。原因不明の自然死。

熟睡するような笑顔を浮かべていた。

推定死亡時刻から18時間も過ぎて死亡を確認。

救急隊が来て、瞳孔をひらいて死亡を確認。

次に警察署の検死係が来て、周辺の私物品、薬物、刃物、持ち物を証拠品として収集。

死者に外傷やショックの痕跡がないかを調べる。

問題は見つからない。

すると遺体は警察署の霊安室に移動させられ、検死係の医師の診断を待つことになる。

関係者も呼び出される。

死亡発見から医師が警察署に到着するまで、さらに12時間。

またもや問題は見つからない。

すると現行の法律は、死因を特定するために、遺体の解剖を命じている。

都立病院の敷地にある監察医務院に移動して、順番に解剖措置を受ける。

ここまでに5時間。

遺体は解剖のメスが切り裂いた裂け目から腐敗をはじめる。

なぜ解剖しなければならないのか。

死因を特定するために?

それは必要だが。

大きな病気もなく、外傷もない自然死は、いくら解剖しても原因はわからないはず。

それに「死体なんだから解剖してみれば、何かわかるんじゃないか」という
古い法律の怠慢と傲慢、
時代錯誤がある。

現代の医療検査技術は、外科手術からの脱却を目指している。

カテーテル手術や内視鏡手術は、ほとんど肉体を切らずに体内の患部に治療を施すことができる。

体内の患部を特定できるのは、MR検査、超音波検査といった非破壊検査技術の結果だ。

生体はともかく、遺体なら放射線検査も限界、制限がない。

それなのに、なぜ遺体は解剖されなければならないのか。

法律の文言が「解剖」と決められているからだ。

これがもし、方式を特定しない死因調査という客観的表現であったならば。

遺体は解剖されずに、遺族の家に帰ることができたであろう。

人の死を扱う法律の生命倫理の議論は、脳死の判定をめぐって、かなり進んだかと思いきや、

意外にも死体に対する軽視あるいは蔑視が根幹にあることがわかった。

人は死んで、どこに行くのか。。。

法律が決めてしまう現状を変えなくてはならない。





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Last updated  Jul 14, 2010 06:36:21 AM


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