「天使のハシゴ」(村山由佳)を読みました。
行き帰りの電車などで「天使のハシゴ」(村山由佳)を読みました。内容:バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。 「天使の卵」の続編。映画は見たことありました。割と良かったけど、評判はあまり良くなかったよう。あらすじ:美大を目指し浪人中の19歳の歩太(市原隼人)と大学生の夏姫(沢尻エリカ)はつき合っていた。だがある日、歩太は満員電車で出会った美しい女性(小西真奈美)に一目惚れする。数日後に彼が精神病院に入院中の父を見舞いに行くと、その女性が父の新しい主治医として現れる。しかも、彼女は夏姫の8歳年上の姉だと分かり……。 やわらかな文章で読みやすい。罪と許し、罪悪感との闘い。切ないけど、最後には希望が見えるかな。夏妃が魅力的に描かれてる。それでも歩太は春妃に惹かれたのだから、もっと魅力的だったのかもね。