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テーマ:恋愛について(2607)
カテゴリ:NY発信
仕事中に親友からの電話があった。今週から大学院に戻る為、正社員からプロジェクト毎で働く事になった彼女は今週はお休み。それを利用して大学時代の男友達が遊びに来ていて、昨晩バーで会ったばかりだった。いつにない張り詰めたような彼女の声。
「今朝、彼の事追い出してやったの!」 サンクスギビングの前にも数日遊びに来ていた彼は親友の大学時代の友達。卒業後カリフォルニアに俳優の仕事を求めて移った人。舞台設置の仕事を経験して、今はその世界から離れている。金髪に青い目、日本語で言えばイケメンのカッコイイ青年。一体何があったのか聞いてみた。 「もう信じられないことするのよ!」 彼氏・彼女でもない彼の行動に許せないものが起こったらしい。最近三十路に入った彼女は、きっぱりとこう言い切った。 「20代の時はオトコ達の為って我慢を一杯してきたけど、そんな自分が嫌だったの。30代に入って私はもう同じ過ちを繰り返さない、って決めたのよ。それに先月のゆーみんの元彼の話を思い出したの。それを考えたら余計我慢しちゃいけない、って思って。あ~、すっきりした!」 昨晩のバーで、彼が外へ煙草を吸いに行っている隙に彼女が囁いた言葉を思い出した。 「べ~ったりくっつかれて、たまんない!一人の時間が堪らなく欲しい!一緒にいるのが苦痛よ!そう言えばゆーみんの元彼来てたとき一緒にいるのが苦痛って行ってたけど、まさにその通り。苦痛なの!助けて~!!」 最後は笑っていたが、彼女の気持ちはよ~く解かる。私は3日目に追い出したかった元彼を、やっぱり可哀相なのと遠くから来たと言う事で追い出す事が出来なかったのだ。その時の事は大親友である彼女にも話してある。でも、追い出したきっかけの要因にもなったなんて。思わず苦笑いしてしまう。 不思議な事に彼女と私のオトコ関係における出来事はパラレルに起こる。違った相手と恋愛関係に陥ったり、付き合ったりするのに同じ様な事を時を少し隔てて経験する。私達は好きなタイプのオトコは全く違うのに、私達の性格は似ているかもしれない。だからなのかな。 それにしても、彼女の女としての改革っていうのが凄いとも思う。6年の付き合いになるが、オトコ関係の事で、何度大泣きして電話してきただろうか。きっともう泣き寝入りする事なんてないのかもれない。その位、意志の強さを感じた出来事だった。 日本語で「古女房化」という言葉を去年初めて聞いたのだが、その時はアメリカ人と日本人男性の違いを日本人女性と話していた時だった。 「日本人男性の悪いところは、ちょっと付き合うと彼女を古女房化する。あれはいけない!」 お姉様はそうきっぱりと言われた。なんとなく解かる気がする。 「アメリカ人男性はとにかく誉め言葉を沢山言ってくれる。女はお花と同じなの。たっぷりお水を貰って美しく咲くのよ!」 お水=誉め言葉 説得力があり、「そうだなぁ」と私も同感だった。 ただアメリカ男性にも「古女房」扱いする人がいると知った。親友の男友達は付き合っている訳でもないのにそんな態度を取った。挙げ句の果てに、追い出された。予定より1日早く西海岸へ帰ったのかは知らない。 「一生、二度と会わなくたって構わないわ。」 ジムで一緒に汗を流した後、ピザを食べながらそう言う彼女を見て、「強くなったなぁ」と感心してしまった。その位強くならないと、私はまた「可哀相」と思って騙されてしまうかもしれない。我慢せず、可哀相と思わず、しっかり自分を持って、言うべき事は正直に言う。そして、 オトコに上手く丸め込められないようにする。 それが私の次の課題かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 27, 2005 04:14:33 PM
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