カテゴリ:ソフト開発日誌
Wake on LAN (WOL) が出来なくなっていたので色々と設定を弄っていた。Windows Vista, M2NPV-MV, RTL8169 の組み合わせだ。訳も分からず基板に +5VSB 供給線を付ける改造をして、+5VSB を外部供給してみた。今時の PCI バスなら 3.3Vaux が付いているはずだし、効果はなかった。
色々と検索してみると、Windows Vista になってから発生している問題らしい。恐らく NDIS 5.x, 6.0 の API を操作して WOL を設定しなおすと解決するかもしれない。適当なコマンドラインのツールを探すか、DDK を読んで作る必要がある。良さそうなサンプルソースがなかなか見つからない。 以下は調査ノート デバイスマネージャでデバイスのプロパティを開いて「電源の管理」ページで次のように設定すると WOL が効かない。 [v] 電力の節減のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフできるようにする [v] このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする [v] 管理ステーションでのみ、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする ノート: チェックボックスの操作も厄介だった。一度に 1 個だけ操作して、[OK] を押さないと状態を記憶しない。 様子を見ていると、スリープまたは休止状態に入る途中で NIC と HUB のリンクが切れたままになる。これでは WOL は効かない。 全てチェックを入れた状態から次のように設定すると WOL が効く。下 2 つの項目は淡色表示だ。ただし、この状態は一度シャットダウンした状態から復帰すると揮発してしまう※。WOL が効かなくなる。 ※スタンバイ、休止状態にしても揮発しない。 [ ] 電力の節減のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフできるようにする [v] このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする [v] 管理ステーションでのみ、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする どうやら、電力管理でデバイスの電源を切って WOL が効かない状態になってしまったらしい。電力管理をしない場合は NIC は生きているので WOL が効く。 シャットダウンに備えるためには、電源が入っている最中に NIC の NDIS API を操作して WOL を設定すれば良さそうだ。 Vista は目覚まし時計を切って寝てしまうらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.03 21:10:34
コメント(0) | コメントを書く
[ソフト開発日誌] カテゴリの最新記事
|
|