カテゴリ:電子工作
かなり古いマザーボード ASUS A7VBX-MX を使用している。このマザーボードは困った問題がある。電源を ON すると、数秒後に電源が OFF になってしまい、再び電源 ON になる現象が発生する。下の図の PS_ON# 信号波形でこの様子を模式的に示す。
PS_ON# 波形が LOW の場合、電源が ON になる。波形の通り、いったん OFF になってしまう区間がある。ハードディスクがスピンアップ仕掛った所で電源 OFF になってしまうので、故障(プラッタに傷を付けてしまう)原因になりやすい。2 台故障させてしまっている。 なぜこの様な事になるのか、良く分かっていない。起動時の数秒間だけ電圧不足でマザーボードの保護機能が働くのか?それにしても、感度が高すぎる。電源容量は十分なはず。 先ほどの図の下の波形の様に強制 ON (High Active で示した)区間制御をする様にした。PS_ON# の立ち下がりを捉えてタイマーを起動して、約 4.7 秒間 PS_ON# を Low にし続ける事にした。 次がその回路図(PDF) (Bsch v3 ソース)だ。 部品箱で見つかった TC4538BF という古いタイマー IC を中核として部品を寄せ集めた。抵抗、コンデンサの定数は「有る物で何とかする」という方針で決めた。 2009.6.8 基板画像追加 少し課題・問題も有る。「異常があった場合切れるのは 4.7 秒後になる」「AC 停電後に復電すると、電源が入ってしまうかもしれない」、「取り付け時に AC インレットを外して完全に切った状態で無いと、コネクタ接続時に電源が入ってしまう」。しかし、今のところは問題になっていない。 A7VBX-MX は SocketA マザーだ。現役でいられる期間は残り僅かなのかもしれない。でも、テコ入れしてしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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