カテゴリ:ソフト開発日誌
壊れた SSD SAMSUNG 470 128GBytes (MZ5PA128HMCD-0AA00) をサルベージした。The Linux SCSI Generic (sg) Driverで提供されている sg3_utils を使う。
sg3_utils 中に含まれている sg_dd コマンドが便利だ。次の様にして、不良ブロックを飛ばしながらコピーする。iflag=coe,sgio は "Continue on error" と "SCSI command にてアクセス" という指定だ。最近の Linux は SATA デバイスでも途中 SCSI 層を経由している。 # sg_dd if=/dev/sdd of=/home/root/ssddump.img iflag=coe,sgio bs=512 bpt=4 もし途中で止まってしまった場合は、次の様にメッセージが出る。 sg_read failed, at or after lba=236198400 [0xe141a00] メッセージの lba= から LBA 番号を拾い出し、次の様にコマンドを打ってコピーを継続できる。どうしても再開しない場合は bpt=2 あるいは bpt=1 にしてみる。遅くなるが確実に継続できるようになる。 # sg_dd if=/dev/sdd of=/home/root/ssddump.img skip=236198400 iflag=coe,sgio oflag=append bs=512 bpt=4 dd コマンドでも良さそうに思える? dd にはエラーがあった場合に読み飛ばす conv=noerror がある。しかし、dd コマンドは Linux の read() system call を使う。先読み、エラーリトライが入り、高頻度のエラーによってはドライブが切断状態になってしまう。sg_dd なら早々にアクセスを諦めるので、切断状態に至る可能性は低くなる。 読み取ったイメージをどうするか? loop back file system を使って mount する。offset= オプションにて partition の先頭位置を指定できる。 でも次は続けてサルベージではなく、SSD の解析作業をした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.13 00:09:15
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