カテゴリ:電子工作
秋月八潮店で 1 月に売っていたお楽しみ袋に入っていた赤外線モーションセンサー NS-300 (E207234) を分解してみる。分解は 1 月に終わっていて回路トレースの清書を済ませたのが今日になった。
![]() この品は屋外ジャンクボックスの定番?商品になっている。箱のポップには「部品取り用」と書いてある。「部品取り用」なのだ。分解をしてみると、部品の劣化が見つかる。 ![]() 殻割りの手掛かりが乏しい。自分は出っ張り部分にわずかな隙間を見つけたのでここをドライバーでこじって開けた。ケースは滑りやすので怪我に注意だ。 ![]() 接着剤で付けられているのが分かる。引っかけの爪を緩めて開けるとか、隠しネジ等はない。ケースは固い。曲げ強度が無いので下の画像の様に割れる。破片は結構鋭い。 ![]() 裏蓋を全て取ると次のようになる。CdS や PIR センサーは内側の小ケース内に頭を突っ込んでいる。内側の小ケースはスライドするだけで外れる。 ![]() 外した基板を見てみる。メインチップは WT8072 だ。どうもこの手のチップには互換品が多く有る。応用回路は CS9803 というチップのデータシートを参考にした。他にも LP8072, TM2292, RT1072, M7612 が互換性があるチップの様だ。 ![]() 抵抗の足、抵抗の誤差帯をよく見ると変色している。足に緑青が付き、一部の抵抗の金帯は灰色になりかかっている。劣化があり、これで AC100V をスイッチするに不安がある。 R11, R6 の所は部品が接近している。開けた時にこうなっていた。 半田面はまあまあ綺麗か。AC 入力部分は AC100V なら大丈夫そうに見える。かなり近い感はある。 ![]() 回路を追ってみるとほぼ応用回路の通りだ。ユニットから出ている線は Black=黒の線, While Long=白で長い線, White Short=白で短い線(黒の線と同じ長さ) という様に対応している。 2017.3.7 回路図 更新 スペル修正 ![]() NS-300 BSch v3 回路図と PDF 回路をトレースしていたら、半固定抵抗器の足が基板からはがれてしまった。無理に曲げたっけ?ケースに収まっているならば、無理な力は半固定抵抗器に掛かることは無いはず。 ![]() お店でこれを買っていく人を見たのだが... 「あっ、おじさんそれ...」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.07 10:25:38
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