住まいに安らぎを

先月11月の中旬から始めた鉄筋コンクリート造で建てられたお宅の大改装が、まもなく完成です。

物語？は10月下旬に始まりました。
突然、おじさんが自転車で来店、
「家を改装して欲しい、車椅子でも動けるように段差を無くしたい」
との事ですぐ家を見に・・・

家を見せてもらうと玄関を入って正面に廊下があって左右に部屋があります。
お座敷とＤＫ、その奥にトイレと２階への階段。その奥が母屋への渡り廊下。

廊下が狭いのでいっそうのこと廊下をＤＫに取り込んだらどうだろう、
敷居の段差解消ついでに。
それから、座敷は床もブカブカしてきたからカーペット敷きの部屋に改装したいな。
玄関ドアも３０年もたったら古くなって開きにくくなったから新しいのにしよう。
縁側の掃き出しは出入りしないから腰窓にしてカウンターを付けて下を物入れにしたらどうだろう？
床暖房の方が危なくない？オール電化にした方がいいだろう
とどんどんと注文が・・・
で僕は、自然治癒力が高まる抗酸化工法でさせていただきます。
不思議なことがいっぱい起こりますからとかいろいろ実例話して実験させて！
と言うことで抗酸化工法第３号決定！

で、おばあちゃんが骨折で入院されていて治って帰ってくる迄に直して欲しい。年内中に帰ってくると思うから・・・
と言うことでした。
１１月初旬に新築１軒棟上げを控えているからこの家の雨仕舞い済んだら寄せてもらいます。って事で早急に見積もりして、介護保険の申請。

１１月中旬、新築もほぼ一段楽。
おじさんが来られました、なんと退院日が決まったそうです。
１２月３日退院になったからよろしく。とのこと・・・
あと１０日ほどしか無いですよ、無理。
せめて年内いっぱい入院延ばせませんか・・・

１２月１５日まで延ばしてもらいました。
そんな改装ならと病院の先生も「完成したら見に寄せてもらいます。」
って話に。
へっ！？

慌てて仕様決めして、間取り最終確認。商品発注したら、商品切り替え前で
全商品受注生産になってたり、
新商品はメーカーも対応が遅いし、床暖は間に合わないとのことで、
「配管代用品ないんか！」
「エアコンの銅管で何とか代用できます、それなら電気屋さんにあると思います」
「じゃ、それ使うし、配管キャンセル！でもすぐパネルいるからすぐ持ってこい」
とドタバタ工事開始。

解体始めたら、建築した会社高さを間違って建てたらしく天井高低いし、基礎が割ってある。まさにビフォーアフターで匠が解体中に悩んでるシーンそのまま。

天井は梁型出したりとかで天井高確保することにしたり、基礎をもう少し削ったりでクリアー。また行程組み直し・・・

と、なんやかんやで昨日からペンキ屋、左官、クロス屋、建具屋、大工、電気屋と３０畳も無い狭い空間で工事。
今日はその上キッチン、洗面台の取付、エコキュート据付までまさに突貫。
１２日に掃除して１３日引き渡し出来そうです。

まるでビフォーアフターの世界やなって思います。
たまに見る、大工が下地をしてる後ろでクロス屋がクロス張ってたり、
仕上がってる部屋に鉄骨が入ってきたりと凄いことしてるな～って
見てましたがまさか、僕がそんなことするとおもてへんかったよ。

明日、写真撮ってきますのでご覧あれ・・・
写真だけでなく臭いも届けられるといいんですけどね。

凄い家やし、内覧会したかったな～

これだけの工事で何の臭いもしない。恐るべし、抗酸化工法です。
リフォームしたのを知らない方は、俗に言う新築の臭いがないので
本当にリフォームしたの？いつリフォームしたの？
って感じになっちゃうと思います。

あとおばあちゃんが帰ってきて涙流してくれたらビフォーアフターそのままですね。（笑）