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風子の575 あるがままに

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2021.06.24
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カテゴリ:文人趣味
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↑この花は昔火垂ると呼んだ提灯に似ていることから火垂る袋という

​したたりはほたるのなみだおともなく​  風子

これは5年前このブログに
小説「火垂るの墓」繋がりで書いたものを
このブログでドロップを縁に話題になっているので​
引っ張り出してきた

小説やアニメなどの「火垂るの墓」は
年代、生い立ちの違いによって
受け止め方はまちまちだが
その悲惨さに涙した人も多い

「火垂るの墓」の原作者野坂昭如と同様
ギリギリ最後の戦中少年だった僕は
作者ほどの悲惨な環境ではなくても
屈辱的で思い出したくもない
幾多の辛い体験をしているので
時代のせいだとは思うし共感するところも大きい


「火垂るの墓」のキイワードのドロップには
残念ながら恵まれず縁のなかった僕だが…
aituさんがアニメやドラマなどで
妹が呼ぶ「お兄ちゃん」という
語韻が胸に残ると書いておられるのには
全く同感

そんな僕は二人兄妹で 3つ下の妹が一人いる
その妹はまだ健在で
いまも僕のことを
兄ちゃんと呼ぶ

兄の僕はあまり丈夫でなく
跡取り(長男)ということもあり
いくら暮らしが貧しくても
妹より特別扱いされ
母と妹は煮干しをおかず代わりにしてても
僕には尾頭付きの魚が出たりした
小さいとき僕の不注意から
妹の手にやけどを負わせたこともあった

こうしたことは
ずっと僕の負い目になって心の裡に残っている

おかしなものでこの歳になると
身内の不吉な夢を見たりする
もうめったに会うこともない
離れて暮らす唯一の妹に
大事ないか?と突然電話したりすると
すかさず
兄ちゃんこそ大丈夫?
無理しちゃいかんよ、とかえってくる

兄妹って不思議なもんだなって思う





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最終更新日  2021.06.24 21:28:54
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