新着記事一覧 | 風子の575　あるがままに

秋　暑　fu

さとあれていきるすべなきしゅうしょかな　　風子天空に飛ぶを忘れて八月尽　　風子

2020.08.31

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空き家の花　fu

くちかけしはいおくのにわアンナもゆ　　風子今日も暑いどうしようもないが暑い朽ちかけた空き家の庭のカンナがやけに赤くみえる

2020.08.30

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かまきり　fu

かまきりやゆいがどくそんがけっぷち　　風子蟷螂（かまきり）はおれほど偉いものはいないなどと嘯きながら大きな鎌を振りかざし相手を威嚇などするがそんな蟷螂の雄は交尾中に相方に食われると言う弱肉強食の世界で他を制し得たパートナーとの至福の束の間が崖っぷちとは皮肉な話だが人間にもあてはまるみたいだ天上天下唯我独尊とはお釈迦様が誕生の際発せられた言葉だと伝えられているそして一般にはこの世界で私ほど偉いものはいないんだ、という意味に理解されているが真意はそうではないらしいこの世界で誰も変わることの出来ない目的をもった自分こそが尊い人間なのだ、というのが真意らしいなるほどそれが理解されず独りよがりの生き様をしているところに今の世の混迷があるのかもしれないまさに真逆の崖っぷちにいるではないか？

2020.08.29

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秋　蝶　fu

そここことおちつきのなきあきのちょう　　風子今日も大雨警報がでている晴れ間が見えたかと思うとざあ～とくる今日は水墨画教室があるので午後は出かける湿度が80％からある鬱陶しいが講座生との会話が楽しみ

2020.08.28

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鶏頭花　fu

ひとあめにしゅともえさかるけいとうか　　風子昨夜来遠く近く雷鳴がして激しい雨の繰り返し久方の雨は有り難いが雷は怖い夕方やっと収まった今夜は少し涼しくなりそう灼けはじめていた庭の鶏頭が息を吹き返したように真っ赤に燃えている

2020.08.27

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秋海棠　fu

じゅんあいをただひたすらにしゅうかいどう　　風子今どきそんな娘いるのかネそりゃいますともそうかねえ純愛のシンボルのような可憐な花秋海棠雨を待っているありゃ～カタカナ語を使っちゃった

2020.08.26

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日照り続き　fu

このはかるひでりつづきのつりしのぶ　　風子ざんぶりと水かけてやろ釣り忍　　風子一ヶ月ほどの日照り続きで狭庭の葉物が枯れだしたもう　どうしようもないせめて軒下のツリシノブ位水を遣らなきゃとたっぷりかけてやるそれにしてもひどい暑さだ

2020.08.25

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小さい秋　fu

きみこいしハグロトンボのはおとかな　　風子かわトンボの中でもハグロトンボはスイスイとは翔ばず黒い羽をひらひらさせて翔ぶ川辺にメスを見つけると微かな羽音をさせてパートナーにアピールするいま彼らは恋の季節川辺にこんな小さい秋をみつけた

2020.08.24

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訣　れ　fu

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それじゃねとひとこといってあいちじみ　　風子藍色は日本人好みの落ち着いた色藍縮は夏の季語だが秋に入っても変わらぬ猛暑許されよう縮は絹や麻などの糸によりをかけ表面にしぼと呼ばれるシワを施した織物で主に夏向きの着物に使われる穏やかで優しい風情がある掲句と写真の女性とは関係ありません(._.)

2020.08.23

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線香花火　fu

てはなびのひだまをむねにしまいけり　　風子いくつになっても線香花火には魅了される子供の頃の記憶息子や孫たちの小さい頃の思い出は鮮やかに蘇りわくわくする線香花火を寺田寅彦は人生に例えているまた火玉の動きには序破急があり起承転結があり詩があり音楽があると書き残しているあの小さな火玉は大事に胸にしまっておきたい

2020.08.22

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千の風　fu

せんのかぜまんのかぜふくあきのかな　　風子嘗てヒットした「千の風になって」この歌詞に引っかかるものがあると仏教関係者の誰かが書いてたお墓の否定ではないかというのだたしかに「私のお墓の前で泣かないで下さい私はそこにはいません」というのはお墓否定のようでもあるでもこれは肉体は骸になっても魂は自由に限りなく生き続けて大空から見守っているよという暗喩ではないだろうか墓地は結界のようだがここで故人への祈りと繋がりを自覚し自らも大空を吹きわたる風のように自由になればいい千の風が万の風ぜであってもいいように思う

2020.08.21

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気だるい朝　fu

けだるさをほほににじませおくらばな　　風子熱帯夜がつづく残り少なくなったオクラの花が気だるそうに咲いている朝何をするというわけではないがこちらも冴えない始動に時間がかかる朝

2020.08.20

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サングラス　fu

しらぬげにすぎゆくやつやサングラス　　風子遠き日の夏を映してサングラス　　風子心まで隠しはできぬサングラス　　風子

2020.08.19

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序　奏　fu

ふんすいのじょそうはじまりあしとどむ　　風子外出は控えてはいるがやむを得ず出かければともかく暑い公園の一角にある噴水のこんなシーンに出逢えばいっとき爽やかになり心洗われるなにもない水面が動き出し　序奏が始まる暑いのを忘れて立ち止まり曲の展開に魅せられる

2020.08.18

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一輪の朝顔　fu

いちりんのアサガオにあいたしかめる　　風子どういうわけか今年のアサガオは蔓ばかりのびて花が遅れている咲いたよ一輪やっとやなあ焦らされて咲いた一輪の花は殊のほか愛しい

2020.08.17

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敗戦の日　2　fu

しのびなくみずくかばねやはいせんき　　風子わだつみのなげくこえするはいせんき　　風子8月15日は昭和42年頃から終戦記念日という事になっている歳時記も同様で傍題には終戦日、終戦の日、敗戦日、敗戦の日八月十五日があるそもそも終戦という言葉には　戦争終結の時点の感じが強く価値判断に欠けていてひと事のようで反省も屈辱感もない曖昧さがあるぼくらのような戦中徹底した軍国主義教育を受けて育ち全面降伏という敗北を味わい戦後を歯を食いしばって生きた屈辱と同時に無謀な戦さの愚かさと罪の深さを存分に知ったものには八月十五日は敗戦の日でなければならないと思っている

2020.08.16

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敗戦の日　fu

ぎょくおんとみみにのこりしせみしぐれ　　風子75年前の今日正午に重大な放送があるので登校するように指示があり学校へ行った暑い日だった蝉の声が喧しかった陛下の抑揚のあるお声は籠もって居て雑音もあり聞きづらく正直ぼくには内容は理解できなかった放送が終わってすぐぼくは周りの大人たちに尋ねた「何ってやって？」「戦争が終わったんや」「日本はアメリカに負けたんや」人々は口々に言ったまもなく校長先生が演壇に立ち「陛下のご決断で戦争が終わった生徒諸君は心みだすことなく夏休みをすごし新学期を迎えるように」というような訓示をされた周りに居た大人たちはザワついてはいたが動揺する様子もなく来るべき日が来たという感じでこれまでよくテレビ放送されたような地面にひれ伏して号泣する様子など全く無かったと記憶する徹底的に骨身の髄まで刷り込まれた軍国少年だった僕は神国日本が負けた？腑に落ちず呆けたようになる一方連絡も途絶えている戦地の父が無事に帰るだろうかという不安が胸をよぎった記憶がある当時10歳だった校庭を囲む樹々から発する蝉しぐれがとてもやかましく感じたあの日だった

2020.08.15

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残暑お見舞い　fu

赤目四十八滝六名滝のひとつ千手滝　　志風　画ながれきてわかれわかれてせんじゅだき　　風子残暑お見舞い申し上げます名瀑の涼感を味わって下さい蛇足ですが滝は白い絵の具で描くのでしょうねとよく聞かれます水墨画は墨と水だけで描きます絵の具での彩色は一切行いません紙の白さを活かします

2020.08.14

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太陽の子プチプチ　fu

たいようのこちょうあふるるぷちとまと　　風子スーパーで見かけるハウスものと違い小さな菜園の成り物でも太陽の子は太陽の子朝取りのプチプチのプチトマトは朝食のサラダに…今日はお盆の棚経に住職が来て下さる宗派の違う近所の住職も来られるも恒例になっていて今日は家を開けられない近くの家で鐘の音がきこえだしたら居住まいを正して坊主の来訪を待つちょっと大袈裟かな？

2020.08.13

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謎　fu

おすたかのてんをあおぎてたまむかえ　　風子35年前の今日羽田から伊丹に向かっていた乗員乗客520人を載せた日本航空のジャンボ機が群馬県の御巣鷹山の尾根に墜落516名の死者を出すという惨亊があった原因は修理ミスということになっているが最初から謎が多く事故ではなく事件だったという説は今も根強い時の総理中曽根氏が真相は墓場まで持っていくといい結局そうなっただけに未だ謎のままだこれでは死者は浮かばれまいし、遺族の気持ちもいたたまれない夏には風化させてはならないことが多すぎる

2020.08.12

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白　絣　fu

なつのよのすみだのはなびしろがすり　　風子今年はコロナのせいで夏の風物詩花火大会がどこも中止になった額紫陽花の名の一つにもある隅田川の花火も例外ではないが花火見物といえば浴衣すがた今どきと違って昭和の初期の浴衣はあの書生さんらの定番白絣だったようだおじの家で撮ったという白絣姿で籘椅子に寛ぐ父の一枚のスナップ写真が手元にあるが父の死後見つかったもので当然セピア色に変色しているがなかなかのイケメンだ早逝した父から自分の若い時の話など聞く機会はついに一度も無かったが東京で過ごしていた若い頃のエピソードや家族で観た隅田川の花火の話などは母からよく聞いた父の死後父さんの着ていたあの白絣はいいものだからあんたが着ればいいと言われたが白絣の浴衣で寛ぐゆとりなどその後物心いずれも全くなかったぼくはあの白絣を着ることはついぞなかったタンスに眠ったままだろう隅田川の花火が話題になったりセピア色の写真を見るたびに白絣のおやじのやさしい笑顔が浮かんで来る

2020.08.11

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余　生　fu

うめほしてひとつぶづつのよせいかな　　風子梅雨明けと土用明けが同時にくるなんておかしな時代になったものだでも梅を漬ければ立秋後といえども二三日は天日干しはルーティン一粒づつ並べて干すのも余生か

2020.08.10

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年の功　fu

くるしみのきおくとどめてせみのから　　風子今日は長崎に原爆が投下された忌むべき日あの惨劇を風化させることなく後世に伝え世界に働きかける意味のある日だきのうのaituさんの記事にうなづいた「何も自慢するもののなくても人には人それぞれの積み重ねてきた年の功がある亀の甲ではない」全く同感！それぞれにそれぞれの年の功がある自負していいと思う年の功のこうはもとは仏教語で刧であったという長い時間のことだというならば人の功は刧でもあるわけでこれは重たい今朝のテレビで被爆者であることを隠し差別が子供にも及ぶことを怖れ高齢の今までガラスで目を痛めたと偽り眼帯を外さずに来た人の放送をしていた数少なくなった被爆者として被爆体験を明らかにし核廃絶の糧にしてほしいという知人を前に初めて眼帯を外し潰れた目を人の目に曝し身内にさえ明かさなかった事実を証言したこれまでの彼の人生いかほどの辛さであっただろうか痛ましさとともに心打たれたこれこそ年の功でありまさしく年の刧でもある年の功は大いに自負していいが同時に実に重たいものだとしみじみ思う戦争の痛ましさ不条理を強く訴える責務も年の功にあると戦争体験者の私は思っている

2020.08.09

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ノウゼンカズラ　fu

どんてんにつめたくされてのうぜんか　　風子今日も猛暑日スカッとした夏空ではなく夕立の気配もなしかみさんは梅を干すというそれから治療院へ

2020.08.08

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立　秋　fu

つめのびるせたけはちじみあきにいる　　風子７５年を経て核廃絶はすすまない被爆国日本は条約批准をして率先して国際貢献をしてほしいとの広島市長の要請にはノーコメントだったというニュースを伝える新聞の上で爪をきるどうしようもない

2020.08.07

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ノーモア　fu

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　8／6朝のNHKTV中継画像よりノーモアのこえをたやすなヒロシマき　　風子あの日から75年目の原爆の日の今朝広島市の平和記念式典で核廃絶は市民の総意と市長は宣言し国に核廃絶国際条約批准を迫り子供代表は核兵器を作ったのは人間なくすのも人間の意思核はいらないと力強く言った唯一の被爆国日本の動きはもどかしく国際情勢は混沌としている核兵器廃絶の道はいまだ遠いでもたとえ微力でも僕らはノーモアを叫ばねばならない！

2020.08.06

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赤い月　fu

猛暑がつづく昨日は危うく熱中症寸前だった体温より高い気温には参るなあさすがに日暮れとともに上って来た十六夜の月も赤かったこれからが思いやられる

2020.08.05

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きんぎょ　fu

やさしさのかけらふりまくきんぎょかな　　風子

2020.08.05

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うわさ　fu

つゆあけやかたりつがるるもののかげ　　風子

2020.08.02

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街に癒やしを　fu

あすみえぬつかれたなつのプチがてん　　風子今日東海地方も長い梅雨が明けたようだ暦のうえで八月はもう秋だというが暑い夏はまだこれからだ不安なコロナは止みそうになくささやかイベントも気を遣うし元気付けるのもいいがこんなときこそ癒やしを感じて貰うのもいかがかとささやかな水墨画の個展をはじめた平成最後の年の三重県文化賞受賞後初の個展であり40点ほどの作品の半分以上が小品だが親しみやすさとこんな時季微笑ましく癒やしを感じてもらいたくて趣向も凝らして展示した私がこだわる墨の絵に多少でも興味を持ってた貰えればという思いも強い

2020.08.01

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プチ個展準備　fu

はちがつはいきるあかしのこてんかな　　風子

2020.07.30

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木　槿　fu

あるじなきいえのむくげのはくといき　　風子コロナ禍のせいで葬儀も密かに行われ不幸を知らずにいることが多くなったまして独居の主がなくなるあとの寂しさがますます募るようになってきた主なき家の木槿は今年も咲いたがどんな思いなのだろうか

2020.07.29

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落　雷　fu

そうとうつたたきのめしてはたたがみ　　風子昨日から幾度か雷鳴を聞いた身近に落雷の犠牲者がいるし自分も目前に落雷を経験しているのでこの歳になってもとにかく雷は怖い個展が目近に迫っていてなにかと躁鬱になりがちなのだけど近くの落雷は有無を言わさず一瞬叩きのめされてしまうおっかねえ～なあ

2020.07.28

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梅雨の蝶　fu

こんとんのまちをしらずにつゆのちょう　　風子雨の合間に蝉が精一杯鳴きだした今を思いっきり生きようんと鳴け来月初頭から始まる個展の準備で忙しい時間を下さいと叫びたい珍しい蝶もやってきた名は分からないが癒やされる

2020.07.27

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明日がない　fu

やまぬあめいきつめてせみあすがない　　風子

2020.07.26

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水の玉　fu

さつきあめこくうをつつむみずのたま　　風子梅雨とは思えぬ激しい雨警報も出ている被害が出ねばよいが…天の雫が蓮の葉の上で水玉になって空（くう）なる宇宙を包んでいる己が如何にちっぽけな存在かを知らされる

2020.07.25

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海の日　fu

うみのひのわらうなぎさにかにこける　　風子海の日だというから津の海へ重い足をはこんでみたなにもないいつもと変わらぬ渚の音に耳を傾ける北方領土にしろ竹島にしろ尖閣にしろ海の課題は多いどうするつもりなのかな海洋国日本の繁栄を目指しての海の日笑う渚のさざなみに足を取られこけても走る蟹をみた

2020.07.24

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多　難　fu

こばんそうゆれるGoToキャンペーン　　風子できるだけおうちにいましょうねとコロナ感染拡大策推進する一方で経済振興の一つとしてスタートしたGoToトラベルようわからん？ことだらけでまたもや前途多難な船出となったばら撒く小判は活かせるのか高齢者といえども私めも納税者のひとり気になるう

2020.07.23

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時の流れに　fu

せみうかすときのながれにさからわず　　風子まあ暑い！そして湿気が不快感を増す薬を貰うためいつもの医者に行くドクターが　どうだ？ときくなんせ　えらい！というとそうやなあ…で、あと　ちょこちょこっと診ておしまい今年も四五日まえから裏木戸のそばの木にクマゼミが何匹か出て来て羽化し翔び出し始めたコロナ禍も無縁の彼らは時の流れに身を任せているだけとは言っても毎年ここに出てくる蝉一族とは累を同じくするようで縁を感じて親しみも湧く

2020.07.22

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丑の日は　fu

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　CMではありませんみのほどをこころえフェイクうなぎかな　　風子今日は丑の日うなぎを食うのが習わしとかいつも出前を取る老舗は混むにきまってるからそんな日にわざわざ食うことはない慣習にこだわらないのが風子流などと嘯くほどのことでもないのだがたまたま丑の日蒲焼きそっくりさんを頂いたかまぼこなんだけど…知ってた？こんなの身は蒲焼き、裏側は少し硬めの皮ふうで焦げ目もあってなかなかの出来たれ、山椒まで付いてて…これがまた殊の外美味いのよまさに鰻の味、絶品！先様も我が家の暮らしぶり考えて下さったのだろう身のほどを知ってフェイク鰻に感謝感謝

2020.07.21

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花朽ちる　fu

コロナかとあめであじさいはやくちぬ　　風子まだしばらくは咲いてるはずの額紫陽花がはやくも朽ちて哀れな姿に…長雨とコロナの鬱陶しさに耐えられなかったのか

2020.07.20

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夜の訪問者　fu

なにかしらうさをわすれるやもりかな　　風子今年も夜な夜な現れてガラス戸に張り付いている捕食するのをじっと見ていると癒やされる身じろぎひとつせずにこっちを見てるようでもあるひょっとするとこいつおれに恋してるのかな足繁く通う守宮のならぬ恋

2020.07.19

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岩　菲　fu

がんぴさくいちりんさしてちゃすする　　風子和紙の一つ雁皮の木の花ではない中國産のナデシコ科の多年草和名を岩菲仙翁（がんぴせんのう）ともいう茶花にも使われる径5センチ位の先の切れ込みのある五弁花得も言われぬこの花の色が良い気品があって明るくて好きな色オレンジ色ではあまりに陳腐橙でも朱でも紅でもない黄丹色（おうにいろ）と言う黄丹色は古代からの染色の色名だが天子の白に次ぐ皇太子の袍の色だそうで禁色（禁色）とあって皇室を象徴する代表的な色だというから納得下々はせめて岩菲を一輪挿して黄丹色の味わいを愛でながら抹茶でも一服啜るとしよう

2020.07.18

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長梅雨　fu

ながつゆにおにうなだれしせどのにわ　　風子昨夜からまた雨梅雨明けは遅れそうとの予報コロナもまた拡大しつつあるどうするつもりなのか具体的にはっきりしないままGoToキャンペーンも責任不在のまま東京発着を覗いて見切り発車の模様こんなおり悩ましいが8月いっぱい一志町松尾ギャラリー「一期一会」でミニ個展をする予定で準備にかかるなんだか億劫になるε-(´・｀) ﾌｰオニユリみたい？

2020.07.17

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