カテゴリ:カテゴリ未分類
「成功するリーダーの条件~幸せに働くために大切な事~」 小宮一慶(こみやかずよし)氏の講演内容のメモから 25.2.21 川越青年会議所の経営セミナーに参加して 経営とは「管理」ではない。 3つの要素がある。 (1)一つ目は「何をやるか」「企業の方向性」を示すこと。 (2) 二つ目は「人、物、金という企業資源の最適配分」。 (3) 三つ目は「人を動かす」こと。
会社が大きくならない大きな原因の一つは、経営者が私利私欲、公私混同していること。 公私混同であるかどうかを計る基準の一つは、部下が自分と同じことをやっても許せるかどうかということ。 例えば、社員が会社の車で、休日に家族旅行に出かけていたら許せますか。 ところが、自分は会社のお金で高級車を買って維持費も経費で出している。おまけにその車でゴルフにも出かけている。 社員は、その姿を見て、頑張って働こうと思いますか。
社長車がベンツなら、もう1台、自分のお金でベンツを買えばいい。 それが難しいのであれば、1000万円の車であれば、100万円を自分で出す。 年間150万円の維持費がかかるのであれば、15万円は自分で出す。 そうすれば、文句は出なくなります。
社長が公私混同している会社は、うまくいかない。 「明るく、元気で、おおざっぱで、見栄っ張りな社長」の会社はつぶれます。
経営コンサルタントというのは、どうすれば、冒頭の(1)(2)(3)がうまく行くかを教える仕事です。
さて、本題に入ります。 「成功している人」には、5つの特徴があります。 (1) せっかち (2) 人を心からほめることができる (3) 他人のことでも、自分のことのように考えられる (4) 怖いけど優しい (5)正しい信念、考え方を持っている (6) 素直 以上の5点です(5点とおっしゃったのですが、6点に分けてお話になったとメモしています)。以下、順次、お話します。
(1)せっかち 「明日に延ばす習慣」を持っていないことです。 お金は、生まれついた時から平等ではありません。 でも、時間は、御病気や障がいの人でなければ、平等に与えられています。 でも、時間は有限です。タイムイズマネー。時間をコントロールできる人は、金をつくれる人です。 時間をいかに大事に使うか。これが成功の要因です。毎日、きっちり時間を使う。表面的には穏やかに。
(2) 人を心からほめることができる 人をけなしている人間はダメです。ほめることができるというのは、人の「いい面」を見ているということです。 いいところだけを集めたチームと劣っているところばかりを集めたチームとでは、結果の差は歴然としています。 いい面を見つけ出してあげることです。 「ほめる」と「おだてる」とは違います。 ほめるとは、いいところを見つけて、すごいねと言うこと。 おだてるとは、普通のところをすごいねと言うことですから、相手に甘くみられるようになるだけです。 「やれる」方向を見てあげるのと、「やれない」方向を見るのとでは、結果に違いが出ます。
左腕に輪ゴムを巻いていて、ネガティブな心が頭をもたげると、パチンと輪ゴムを弾いて、その心を断ち切ることは有効です。自分で輪ゴムに手を伸ばしたとき既にネガティブな心に陥った自分を客観的に見ています。頭にくることは必ずあります。でも、そんなことをずっと考えていてもムダ。瞬時に断ち切れるか、ずっと尾を引くか。(座禅の話は略)私の人生の師匠から学びました。
(3) 他人のことでも、自分のことのように考えられる 私はニューヨークから帰国すうr飛行機で隣同士になった岡本先生と気が合い、岡本先生の会社へ転職しました。「本当に偉い人は、気さく」です。一歩、踏み込める。なにも自分でやらなくてもいいことでも (都心の駐車違反の話は略)リーダーとして成功したければ、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、全部、自分のせいだと思え。(本を紹介)少なくとも、社内で起きたことは、自分が責任を取ること。 「うまくいったときには窓の外を見て、失敗した時には鏡を見る」。 うまくいった時には、運が良かったと思う。悪かった時は、自分を反省する。この心構えです。これが逆だったら、どうしようもない。
(4) 怖いけど優しい 松下幸之助、ピータードラッガ-。この二人の本を徹底的に読みました。 成功したければ、成功した人に学べ。失敗の反対は成功じゃなくて、「別の失敗」。 松下幸之助に会いたくて。でも、亡くなっています。ですから、一緒にお仕事をなさっていた人に会いに行きました。 部長が大失敗をときに 松下さんは烈火のごとく怒った。信念を持って仕事していると、烈火のごとく叱るものです。 部長は気絶してしまい別の部屋に連れて行かれた。その後、松下さんは部長に自宅に電話をかけ、奥さんに「今夜はしょげて帰るから、夜のご飯の時にお銚子を2,3本つけてやってください」と言った。人間的な優しさを忘れてはいけない。 部下に厳しいことを言えるかは大事なこと。 優しさというコインの裏側は、厳しさ。 甘さというコインの裏側は、冷酷。 厳しいことを言うには、エネルギーと勇気が必要。それはどこから出てくるか。信念から出てきます。
(5) 正しい信念、考え方を持っている 技や戦略は、金で買えます。正しい信念、考え方は自分で身につけるしかな い。「論語」など昔から長い間、読み続けられてきた本を読むことです。 (「戦後生まれは、まともな教育を受けていない」は略) 成功とは、3つの要素の掛け算。 「能力」=0~100まである 「熱意」=0~100まである 「考え方」=マイナス100~プラス100まである。 正しい考え方を身につけていないと、莫大なマイナスになる。 (修身 斉家 治国 平天下は略) (1億総玉砕の思想を壊した民主主義いう名の拝金主義は略) (渋沢榮一は略) (日の丸と星条旗は略) 私は松下幸之助さんの「道を拓く」を100回くらい読んだ。毎日、寝る前に4~ 6ページ読む。そのつど新鮮。頭で考えているうちはダメ。 「腑に落ちる」の文字。首から下におとし、行動に移るようでなきゃ。 ソニーの盛田さん。「考え方を求心力にした会社」は強い。 会社は、給料を配っていて、100年、200年続いているところは少ない。 宗教団体は、お金をもうら団体だが、千年、二千年以上続いている。「考え方を 求心力にしている」からだ。
(6) 素直 (松下幸之助さんの丁稚奉公の話は略) 安岡先生は「人の話の聞き方を見ていると、その人の練れ具合が分かる」。 人の話をまずいったん受け入れること。いったん受け入れた後で弾き出す。それを聞いて途中で、はねつけると人の知恵を生かせなくなる。だいいち、「聞けない人」には、人が話してくれなくなる。 松下さんほど自分を抑えて人の話を聞く人間はいなかった。当時7~10万人の社員がいたが、新入社員の話を聞いた。素直さが、人生、ビジネスのヒントを見つけた。 中途半端な人は、態度がでかい。 素直、謙虚。実るほど首を垂れる稲穂。 外部環境、内部環境の多くの意見について、「アンテナは高く腰は低く」とは、腰を低くしておかないとアンテナは高くならないということ。
*指揮官先頭 「リーダー」と「ティーチャ-」は違う。先頭に立って行動するが「リーダー」。
*「お客様のために」と「お客様を金儲けの手段とする」のとは違う。 *「売上や利益のために仕事させる」のか「お客様に喜んでもらうために仕事をし ているのか」。働いている人が楽しいのか、疲れているのか。「売上」はお客様に は関係ない。お客さま第一の会社をつくれば、働いている人も楽しい。「お客さま の喜ぶ仕事を。この考え方を求心力にすれば強い。宗教団体の集まりにいやい や行く人はいない。自発的に行っている。会社に行くのが楽しい。 (自動扉の会社の工事代金が、20万円+2万円の話略) 「お客様に集中すれば、いい仕事に集中できる」。自分たちの利益、内部の都合 を優先しているのとは大きな違いが出る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.22 00:26:53
コメント(0) | コメントを書く |