癌食の記録

今日の病院通いで久しぶりでびっくりしたことがもうひとつ。

血液検査とCTの後ちょっと時間が空いたので
入院棟の1階でいつもお弁当を食べるのですが
そのフロアには、コンビニと食堂と「非足」というコーヒー店が入っています。

それで非足に「発芽玄米リゾット」という新メニューが出ていて
テイクアウトもできると言うので
ふらふらっと・・・

癌ポチは買ってみたのでした。
確か900円位したと思います。

主人はいつもの、カンパーニュとゲルソンパンのサンドイッチ
(サルサトマテとピーナッツクリームと焼き味噌。
このゲルソンパンと焼き味噌の組み合わせが
めちゃくちゃ美味しい)と
野菜のスープです。

癌ポチは朝昼抜くことが多いので
自分用は持ってきませんでした。
食べてもクッキーとかゲルソンパン1枚とかで
足りてしまうんです。
あとはフルーツとか食べればいいこの頃。

発芽玄米リゾットの中身は
鮭フレークとアサリ(シジミかと思った)
あと、インゲン。

姿を目視できたのはそれくらいかな。
鮭フレークは小さじ1くらいいたかな、
インゲンは1本くらい、
アサリは3匹ぐらい。

1/3くらいはまあ良かったんだけど
残りはしょっぱくって。
塩麹味ってこんなしょっぱいのかな。
やつぱり失敗だった
と思い始めて
ニヤニヤしている主人を横目に
仕方なくスプーンを運んでいると
恐ろしいことに思い当りました。

「発芽玄米」

というキャッチに気をとられたけれど
どこにも

「有機」

って書いていない。

ということはこれは正しくは

「農薬添加発芽玄米」

なのか。うーん。


「やるな(ニヤリ)!　＜非足＞」。


で、癌ポチはどうしたかというと、

帰宅して＜正しい玄米リゾット＞を
作ったのでした。

・・・・・正しいかどうか、
ホントのところは分かりませんけれど
これを家では＜リベンジ＞と呼んでいます。


＜正しい玄米リゾットの作り方＞

1.タマネギ1個をみじん切りにして
オリーブオイル大さじ1で弱火で蒸し炒める。

2.にんにく1片を入れて続けて蒸し炒める

3.ニンジン1/2～1本をみじん切りにして加え蒸し炒める。

4.キャベツの葉3～4枚の芯をざく切り、インゲン12本くらい、マッシュルームを薄切り、
　赤ピーマン2個、ピーマン3個をみじん切りにして加える。

5.発芽状態にした玄米カップ2杯を加え強火で炒める。

6.少し玄米が透き通ったら
　チキンクリアスープや野菜のべジプロ―ト、ローリエの葉、トマト1個のざく切り
　キャベツの葉のざく切り、たっぷりのお水を加え、海塩少々で味を調え
　弱火でじっくり煮る。




お腹の中で
玄米リゾット同士が戦いを繰り広げているかもしれません。

「やい、にせもの! その腸壁から離れろ!」

「何を言う、後から来たくせに。われわれは非足直属の痢増人(りぞっと)である」

「おのれ、非足の旗を縦にして傍若無人なる振るまい、そこをどけ!」

「隊長、肝臓へのルートが封鎖されております」

「切り込め、われらには化学物質という神の力がある。恐るるな、いざーいざー」

「いくぞ、正義の力を結集するのだ、我らこそ癌ポチ様の名のもとに、
　いざ正しき離臓徒(りぞっと)よ、
　食物繊維とビタミン・ミネラルの力を見せつけるのじゃ」

やーやー!




・・・・・こんな感じ?