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テーマ:心のままに独り言(8595)
カテゴリ:座頭市物語
ガヴァドンB
座頭市物語 第25話「渡世人」 脚本 内海一晃・東條正年 監督 黒田義之 原点に戻り『座頭市』らしいお話。聖天一家の新三(蘭兵衛)と銀平(新克利)は徳兵衛親分の仇を討つため座頭市を追う旅に出る。同じく旅に出た銀平の妹で新三の許嫁・おそで(真木洋子)は子犬に追いかけられていた按摩を助ける。按摩は市と名乗ったため座頭市と疑うが、全国に名を轟かせている伝説の渡世人にしてはあまりにも情けない姿。とりあえず銀平が泊まっている宿へ市を連れて行くがやはり座頭市ではなさそう。その頃、徳兵衛と兄弟分だった黒馬の勘兵衛(イマケン)の許へ坂戸屋の重吉(ラッパの源さん)が訪ねる。重吉は聖天一家の縄張りを狙っていたが新三と銀平が邪魔だった。そこで座頭市に二人を始末させ聖天一家の乗っ取りを画策する。新三は銀平と合流。土地の親分である勘兵衛に挨拶をしないと不味いが、徳兵衛が死んで一番喜んだのは勘兵衛だった。それでも仁義を切らないといけないのが渡世人のルール。その頃おそではやくざたちを一掃する市を目撃する。市は「座頭市」だった。知らせを受けて新三と銀平は駆けつけるが真面目なので仁義を切ってご挨拶。明け六つに宿場外れの庚申塚で果し合いを申し出る。「そうと決まりゃ明け六つまでまだ時間はある」と市は二人に酒を勧める。市は自分が斬られればそれで良し、しかし二人が斬られたあと聖天一家は誰が継ぐのかズバリ指摘。聖天一家が今や新三と銀平しかいないことを知っていた。そこへ勘兵衛たちが現れ、二人に「挨拶おせーよ」と説教。市が始末したやくざたちが勘兵衛の子分だったことから市を挑発する。しかし二人はやっとの思いで仇の「座頭市」を見つけたので見逃してほしいと頭を下げる。重吉はそんな二人を渡世人の鏡だとほめちぎる。市はおそでに徳兵衛を斬った理由を打ち明ける。徳兵衛は按摩稼業をしている親子から絣を取り、目の不自由な娘を人前で手籠めにしようとしたので斬ったのだった。「そんな野郎でも二人にとっちゃあ盃をもらった親分。命を懸けて弔いしなくちゃならねえ。この渡世・・・ホントに嫌な渡世ですねえ」。二人は徳兵衛の評判があまりにも良くなかったため、せめて自分たちは渡世の筋を通そうと思っていた。しかしおそでには二人が市には敵わないことが分かっていた。そんなこんなで約束の明け六つ。いつまで経っても市が姿を見せないため銀平は様子を見に行くが、偶然重吉らの本心を知る。逆上して斬りかかるが返り討ちに遭ってしまう。そこへ市が現れ下っ端瞬殺。銀平は足を洗っておそでと一緒になるよう新三に伝えてほしいと頼み「頼むから新三を斬らないでくれ。頼むよ、お願いしますよ」と言って息を引き取る。市は新三に合流すると重吉&勘兵衛チームを皆殺し、銀平の仇を取る。そして新三は市を斬ろうとするが、市から銀平の遺言を聞く。「渡世上の義理で俺とやり合うか、それとも銀平さんの遺言どおり堅気になるか」。新三は刀を捨て、立ち去る市に声を掛けるが「俺のような人間の行き先なんか聞くんじゃねえ!今後どこで面あわせても声なんぞ掛けないでおくんなさいよ」。お・わ・り 次回感動の最終回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月19日 11時47分58秒
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