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テーマ:■■東京下町■■(1120)
カテゴリ:酒
視野の中をなにかがよぎり、無意識のレベルで「こっちに来い。」と誘われることがある。 すると、思いもかけない出会いが待っている。 立石は奥さんの生まれ育った街である。 立石の駅前は、やばいくらい「おやじワンダーランド」が繰り広げられている。もつ焼きの「宇ち多」など昼から酔っ払うには最高のつまみと雰囲気を提供してくれる。
酒屋に呼ばれた。 美濃屋脇坂商店。 入り口にキャサリン台風で水没したこの店の写真つき新聞記事が貼ってある。 中に入ると・・・・。 こなきじじいがいた。(こなき純米、ネット販売していない。) 視線を感じて、顔をあげると、 冷蔵庫の中で、目玉おやじが茶わん風呂に入っている。(おやじ極楽大吟) お店の人に「すべて、試飲できますから。」と声をかけられる。 「では、飲んだことのない酒を。」と杉勇を飲む。 (杉勇クラブ) さらに、杯が進む。骨太な酒。グワーッと米の味が口に広がる。
最近は、夜の暗がりも減って、妖怪も住みづらい世の中になった。 だから、酒屋の冷蔵庫の中で、風呂でも入りながら、昔、子供だった大人に発見されるのをのんびり待っているのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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