第70回「小岩が生んだ相撲界のスーパースター栃錦(春日野部屋親方)」 コイワタイムズ【119号】http://koiwatimes.com/3933-entry.html
JR小岩駅の改札を出ると、横綱栃錦の等身大のブロンズ像がある。
1990年に建てられた。
栃錦の本名は大塚清といい、小岩村の傘職人の家の8人兄弟の次男で、下小岩小学校を卒業している。
小学校時代から運動神経抜群で、野球、水泳、陸上競技などでも選手になっていた。
東小岩村の善養寺行われる相撲大会ではいつも優勝していた。
1950年代には「栃若時代」として、栃錦と初代若乃花の戦いに熱狂した方々も多い。
ネット動画を視聴すると、栃若の水入りを繰り返す熱い戦いが見られる。
そして、小柄な栃錦の戦う姿に敗戦から立ち上がる日本の復興を感じた方も多い。
引退後は、栃ノ海や栃光を育て、日本相撲協会の春日野親方になり、新しい両国国技館の移転や、相撲復興のための数々の改革を行った。
2014年ワールドカップで日本代表は負けたけど、小岩には戦後の日本人の心を鼓舞し、力を与えてくれた力士が生まれ育っている。
そんな小岩にできる新しい相撲部屋に期待を寄せる。
小岩で世界を体験しよう(日本も含む)第1回~第117回 コイワタイムズ連載