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カテゴリ:ハピネス
「映画館」という看板を見た。 前から気になっている場所だった。 東小岩のゴルフ練習場のあたりにある。 普通の家に看板を出したようなところで、上映する映画のタイトルが書かれている。
1年以上前に見つけて、それ以来、通るたびに、看板を見ていた。 江戸川区花火大会の日に、看板を見ると、「アラビアのロレンス」だった。
その日は、土曜日で、篠崎の「読書のすすめ」に遊びに行ったところ、常連は、勝浦に「読書会」合宿をしており、店長清水さんは、北海道に出張中だった。 そこで、店員の小川貴史さんに読書のすすめについて書いた「コイワタイムズ」を渡し、店を後にする。http://plaza.rakuten.co.jp/genesisi001/diary/201407300000/
そこで、小岩に戻る途中に、「映画館」が目に留まり、立ち寄ることにした。 個人宅のようなアルミサッシの中に入り、更に、ドアの入り口の「靴のままお入りください。」の看板を見て中に入ると、映画が上映されていた。
「予期せぬ出来事」 暗い部屋で、プロジェクターに映画が投影されている。 ドアを開けると、映写機器をいったん止めていただいて、アウトドア用のいすを出していただき、映画の再開となる。 音声が聞こえづらかったので、音量を上げていただくように話すと、「いいですよ。」と言われながら、画面の前を横切って音量を上げていただく。 字幕と話している英語を頭の中で比べながらセリフの内容を聞いていく。 文字から、イギリス訛りの聞き取れない英語を再確認していく。
「この号だけ、捨てないで取っておいた。」とおっしゃる。 「読書のすすめ」に行ってみたいと思われたからだそうだ。
その日は、そこで帰ったが、家に帰って、著作権が気になった。 調べると映画の版権は日本では70年も続く。 それらを家庭で楽しむ分には構わない。
そのため、映画を見るのは、友人または、個人会員といった方になる。 もちろん、お金は取れない。取らない。 そして、近所のおじさんが一人、毎週来るようになっただけで、他の人はなかなか来ないそうだ。
行き場の無い老人もたくさんいる。 そういった方が、助け合う場にならないだろうか。
高齢化社会だからこそ、再び、近所の軒先で人が話し合い、互いのつながりを再確認できる場が必要である。 居酒屋とも違い、麦茶を飲みながら、映画好きのおじいさん、おばあさんが集まり、話が始まる場所が、生まれようとしている。
「映画館」主催:村山勝 ブログ「映画館」http://d.hatena.ne.jp/nanjakuteituisho/ 小岩で世界を体験しよう(日本も含む)第1回~第104回 コイワタイムズ連載
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Last updated
2016.02.27 09:47:08
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