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カテゴリ:東北
大館から東京へ戻る検索結果は、バス利用だった。
20:15大館発のディーゼル2両編成で、鹿角花輪へ向かう。それが、本日の終電となる。 車内は、部活帰りの高校生が多く、違う制服同士でも、挨拶したり、一緒に座るところを見ると幼馴染みが出会ういつもの列車風景である。 鹿角花輪に至るいくつかの駅は、車掌が、無人駅でキップの回収や定期券の確認をしている。 少ない人数で鉄道が運行されている。 駅から見えるのは、お迎えの車の待機の塊だ。 家族が駅で待つのが、定番の駅風景である。 鹿角花輪駅では、ロータリーにタクシーがいた。 お迎えの駐車場群と駅前駐車をしている車の塊がある。 最終列車を迎えた駅は、改札窓口が閉まり、誰も居なくなる。 21:10に着いて、21:20には、駅前がひっそりとしてしまう。 池袋駅行きのバスは、22:45である。 周りには、営業している店などが見えない。 手元のスマホで、レストラン検索をするといくつか出てきた。 近くのレストランを示す地図上のスポットへ行くと、確かに電気のついた入口がある。 周りの閑散とした町の様子から客のいない店かもしれない。 そう思って開いたドアの中は、座敷以外は満席の店内だった。 秋田の金曜日の夜は、地元の方がこういった店で、交流を深めている。 看板などでお客を引き寄せなくてもいつもの人が集まる。 夜の死んだような町で、明かりが灯るドアの先は、鹿角花輪の地元人で満席だった。 そんな店に入るアウェイ感がたまらない。 初めての外国旅行で訪れた店気分になる。 カウンターに座り、バイト女子大生に鹿角花輪の生活ぶりを伺う。 20:15が終点なんて斬新な感覚だ。 22:20くらいにロータリーに行くと、東京へ向かう若者が集まっている。 3連休を東京のオープンキャンパス巡りをして過ごすようだ。 渋谷とか、ハチ公とか、109とかに行くらしい。 「東京じゅうの酒を全部飲んでやる。」 そんな発言が微笑ましい。 っていうか、まだ、高校生だろう。 鹿角花輪は東京行きバス、ジュピター号の途中駅のようで、この日は、3台の東京行きのバスが出た。 バスチケットは、ネットで予約して、1週間前にはコンビニで購入した。 座席があれば、その場ではらえば乗れる。 東京へ様々な思いを乗せてほぼ満席のジュピター号は出発する。 ちなみに、車内は4列シートで、男女分かれて席があつらえてあり、男性が座る席群は、体格がいい男性ばかりの肩がぶつかるので狭く感じる。 610キロメートル、約8時間車内移動でのその状況は、シートも体力面でもきついものがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.18 07:07:05
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