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2003.04.15
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同居人が学校に通い始めたわけです。 最初の課題が「東京タワーの広告を作れ」という無理難題だったりしたわけです。 しかもラフを30枚とな。 …無茶です。 早速、広告業界の先輩である友人２人に来てもらい、我が家で作戦会議をしました。 ４人で自由連想ゲームみたいなことをして、雑多なイメージを書き並べた後、制限時間20分で各自ラフを描きまくりましょうと。 ラフですか？ あの、あの、あの、この中で私だけ美大出身じゃないんですけど。 あの、私、広告なんて考えたこともないんですけど。…20分？ 「よーいスタート！」と同時に全員すごいスピードでペンを動かしだす中、これって新手のいじめなんじゃなかろかと泣きそうになりながら、必死で東京タワーのことを考えました。 ５分後、私は真剣に「東京タワーの神様」を召喚する方法を考えていました。 10分後、弱々しく「コピーも入れるの？」なんて訊いてみました。 「どっちでもいい」と、かなりどうでも良さそうに言われました。 15分後、スケッチブックを破り捨て、ぎゃああああ！と喚きながら走って家を出ていく自分を一生懸命想像していました。 18分後、絵は諦めて、しょーもないアイデアを言葉だけで書いてみました。 自分が思いついたコピーに、恥ずかしさを通り越して憎しみすら覚え、そっと胸の奥にしまっておきました。 20分後、他の皆様は十数個ずつのラフを完成させていました。 さすが皆様おえかきのプロ、かなりステキです。 殴り書きのくせにキレイな影なんかついてたりして、憎たらしい限り。 私のは２行のアイデアが２つだけ。…幻覚が見えそうになってきました。 そんなわけで、２人が帰った後、私はイパイイパイで泣いてしまったり。 「東京タワーの神様」の時点で既にだいぶキてたものと思われます。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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