ふ た こ ぶ

今回はコピペ日記。前回ちろっと書いた「我慢ネタ」。前に書いて保存しといたやつなので「昨日」とか書いてあっても結構前の話ですが。




我慢するというのは、どんな場合であれ健康的でない選択だ。と結構長いこと思ってきたのだけど、最近そこに新しく「例外はナシ！」というのが加わった。何だかんだ言っても今まで無意識に例外として見逃し、我慢してきたような項目が、自分の首を絞めていたんだよね。そして他人にも迷惑だったはずだ。

これは対人関係の場合の話だけど。我慢するというのは、とても傲慢なことだと思う。相手と何かしら食い違いが発生した時、自分の意志を通すか我慢するか、一見２つの選択肢しかないように見えたりするけど、そうじゃない。そのどちらでもなく「自分が積極的に変わる」という道があるよね。私の経験上、この選択肢でしか物事は良い方に動かなかった。最近は意識して「そこに例外はあるのか？」と観察していたのだけど、そろそろ自信を持って「ないです！」と言える感じ。自分の意志を押し通す方法に比べ、我慢をするというのは一見謙虚なようだけど、結局は相手を変えない代わりに自分も変わろうとしないまま、被害者意識（もしくは優越感）を持ち続けることだ。それは解決にはならないし、実は自分の意見をゴリ押しするよりもタチが悪いと思う。「本当は私の方が正しいのになー」と思いながら、つまり内心では相手を否定し見下しながら、表面上穏やかにしているだけなんだから。それって相手にすんごく失礼だ。そんな我慢をするぐらいなら「あんたの言ってることなんかバカでアホでダメダメだもんねー！オラはこう思うんだもんバーカバーカ！」とか言っちまった方が遥かにマシってもんだと思う、いやほんと。

いや、分からん、このへんは感性の違いなのかな？私自身は内心で見下されながら穏やかに接してもらうより、表立って喧嘩を売ってもらった方がずっと楽だし嬉しいのだけど。何よりその方が自分を尊重してくれていると思える。その方がずっと「対等」に近い。そりゃもちろん「自分が積極的に変わる」という選択肢が一番であって、自分も相手もお互いそうして行けたら一番スムーズなんだけど、そうじゃないとしたらさ。せめて思ったことは口に出そうよ、溜まって爆発する前にさ、と思う。昨日ダンナや母と話していたら、二人とも「波風が立たずに済むなら何だって自分が我慢する方がマシだ」と言う。ほんとのほんとに？超～冷静に考えても本気でそう思う？と聞いても、やっぱりそうだと言う。じゃーこれってもう越えられない壁なのかね・・・。あたしゃ誰かに我慢して付き合ってもらうなんて悲しすぎて勘弁だけどな。強がりとか諦めじゃなく、本気でそれでもいいという心境が存在するとは、私には想像できない。我慢して、一生我慢し続けて、それを微塵も態度に出さず誰にも悟られず死んでいけるなら、それはそれで良いのかもしんない。でもそれってありえない。我慢してる人って、本人気付いてないかもしれんけど、ハタから見たら「耐えてるオーラ」丸見えなんだよね。だいたい隠してるつもりの本人だって本気で隠してるわけじゃない、本当は耐えてる自分に気付いて欲しいから、言葉や行動の端々に「気付いてよサイン」を散りばめているのだ。それでも気付いてもらえないと、必ずどこかで爆発が起きる。じゃー我慢した意味ってなくない？最初から出しちゃった方が平和じゃない？違うのかなー。って、自分も数年前まで（部分的には）超絶耐える人だったから、余計心底そう思うんだけどさ。

って、時々こうして他人（つーても今回は身内だけど）との越えられない壁を感じるわけだけど、こういう時って「何で何で？マジで理解できない！」とパニックに近い気持ちを感じるんだけど、やっぱりこれも例外じゃなく「じゃあ、この理解できない状況を脱するためには自分をどう変えれば？」と考えるしか、私に方法はないわけだ。あんたたち絶対おかしいよ！とか言ってても始まらないし、かといって黙って悶々としたまま納得いかないんじゃアレだしね。とりあえず私の場合、長年「耐える人役」をやってきて、今度は「相手に耐えてもらう側」を経験してて、でもその二つで終わりってことは絶対ないんだよね。どっちの立場も、お互い理解できないまま攻撃し合うことには変わりない。その二元性を越えた、もっと違う立場があるはずなんだ。いつか視界が開けるといいなー。

と、昨日はたまたま対人関係の話が出たので書いたけど、対人に限らず全てにおいて、我慢ってやつはとにかく例外なしにタチが悪い、というネタが最近のテーマ。古くは過食の話から、１～２年前にはタバコの話なんかでもここに長々と書いたけどさ。我慢は決して解決策にはなり得ない、本当に例外はない、ないですねー、とここんとこやたら思うのですよ。対人やら過食タバコ以外で何か思い出したらまた書く、かも。（と言って多分書かないのはいつものこと。だってすぐ気分が変わるんだもーん）

あっ思い出した、昨日ダンナが言ってたんだ「何か欲しいものがあって、でもお金がなくなるのは嫌だから我慢したとする。その我慢はいい我慢じゃないのか」って。あーそれは私の言う我慢とはチョト違うアルなー。それは明確に自分の意志でもって「今これを買うより、お金を残しておくこと」を選んでるのだから。我慢というより選択だ。我慢と選択の違いは、私の中では「自分が納得してるかどうか」だな。それによって後悔したり他人を責めたりする気持ちになるのならそれは我慢だし、そうじゃなく「これでいいんだ」と思って選ぶなら、それは「選択」ってもんだと思う。が、これを話しても通じなかった。ダンナにとっては「欲しいものを我慢」と「対人関係の我慢」は全く同じ種類のものらしい。うーん、研究の余地あり・・・。

そうそう、モモのお気に入りの絵本「すりすり　ももんちゃん」で、サボテンのトゲが刺さったももんちゃんが「がまんがまんのももんちゃん　がまんがまんのももんちゃん　がまんがまんのももんちゃん・・・・・」と涙を溜めてとっとことっとこ走り続けて、最後にお母さんに抱きついてわんわん泣くんだけど、そこで毎度俺もジワーと来てしまうんだけど、我慢して我慢してワーッと爆発するのって気持ちいいんだよね。緊張から一気に解き放たれる快感。それはすごくある。その気持ちよさのためにわざと我慢しちゃう、ってのも、お楽しみとしてはアリだーね。