人生に相渉る CHRONICLES #300
もう今年も残り少ないんですなあ。まだまだ仕事です。でも、途中で抜け出て餅つきをしたり、夕陽を撮ったり、休日みたいなこともやってました。今日(昨日)は空気がきれいだったのか、夕陽が明るくて夕焼けは少しだけでした。 →[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]改行して、"Everything is Broken"のことが書いてあります。ラノワはこの曲を「使い捨て(throwaway)」のような小品だと考えていましたが、ディランはそう思っていませんでした。録音によって証明するのだと、ディランはトレモロを多用して演奏します。これしか方法がなかったのだと、御大もかたくなです。バンド全員が集まって演奏したのですが、5,6人のメンバーが全員同時にいい感じになるのはほとんどないことなのだと、ちょっと泣き言も書いています。ディランはテレキャスターです。ラノワもギターを演奏しました。-----------------------------------------------Critics usually didn't like a song like this coming out of me because it didn't seem to be autobiographical. Maybe not, but the stuff I wirte does come from an autobiophical place.僕が作るこういう歌を、自伝的ではないようだという理由で批評家たちは好まなかった。そうかもしれないが、僕の書く曲は本当に自伝的な場所から生まれるのだ。-----------------------------------------------まったく筋違いではありますが、北村透谷を思い出しました。言葉遊びのように見える歌詞ですが、ディランの歌はすべてディランの「人生に相渉る」ものだということでしょうか。 →青空文庫:北村透谷 人生に相渉るとは何の謂ぞああ、以前にもそんなこと書いてましたね。 →CHRONICLES #55 三分ポップス →bobdylan.com: Everything is Broken ♪ Broken cutters, broken saws, ♪ Broken buckles, broken laws, ♪ Broken bodies, broken bones, ♪ Broken voices on broken phones. ♪ Take a deep breath, feel like you're chokin', ♪ Everything is broken. ♪ Every time you leave and go off someplace ♪ Things fall to pieces in my face ♪ 折れたカッターナイフ、折れたのこぎり ♪ 壊れたバックル、破られた法律 ♪ 壊れたからだ、折れた骨 ♪ 壊れた電話から潰れた声 ♪ 何もかもが壊れている ♪ あなたが立ち去ってどこかへ行くたびに ♪ いつでも何かがわたしの目の前でばらばらに壊れる (中川五郎訳)ただいまp.199です。