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カテゴリ:タブー
昨日の続き。FRBシステムの問題点は、予備選の共和党泡沫候補ロン・ポール氏が勇気と正直さをもって指摘しているとおり。きょうもロン・ポールの論考を訳そうかと思ったがやめた。
ウィキによれば陰謀論者らしいけど、ユースタス・マリンズ(Eustace Mullins)がFRBシステムに関して本をだしているらしい。陰謀論は置くとしても、このひとの主張はその手のひとに評価されているみたいなので慎重に扱わなあかんのかなあという感じで、以下、簡単なレビューを引用。 「民間が所有する中央銀行/ユースタス・マリンズ」を紹介します。 ドル紙幣の正体は、連邦中央銀行という「非公的機関」が、受け入れたアメリカ国債と引き換えに発行する、「連邦準備紙幣」です。 ポイントは、 ・金地金などの実物資産がほとんどなく、国債の信用において通貨を発行している。 ・受け入れたアメリカ国債の利子は、すべて連邦銀行に吸収される。アメリカ国民の税金が、連銀を通じてその株主に還流していることになる。 ・連邦銀行の株主はすべて民間であり、政府は全く連邦銀行の株式を所有していない。NY連銀の上位株主は「ファーストナショナルバンク」「ナショナルシティバンク」「ナショナルバンクオブコマース」である。 ・ただし、FRBの資産は、アメリカのGDP比7%と、日本銀行に比べるとはるかに少ないです。 ちなみに、日本銀行も株式会社です。JASDAQに上場しています。 メインページも書いていますとおり、日銀の資産の2/3は日本国債ですので、国債の直接引き受けは財政法で禁じられているとはいえ、構造的に連銀に似ていなくもないです。国の支出する巨額の利払いは、一度日銀に支払われますが、国庫納付率が高いので、株主にはほとんど還流しません。 もし、日銀の配当性向が高くなれば、国民の税金が株主に流出することとなるのでしょう。 そして、こんなブログもあった。日本ブログ村の経済部門のランキング1位だというからたいしたブログなんだろうということで、あっさりリンクしておいた。なんかもう書斎みたいになってきたけどね。ほどほどにせなあかんねやろけど、中毒やね。 で、金(ゴールド)。きょうフィナンシャルタイムズで、中国が南アフリカの産出量を抜いて、世界一になったとあった。 China tops global gold mining By Javier Blas in London and Alec Russell in Johannesburg Published: January 17 2008 19:17 | Last updated: January 17 2008 19:17 China has ended more than a century of South African dominance of the gold mining industry to become the world’s biggest producer of the ore. 中国が最大のゴールド産出国になった。 Chinese gold output jumped to a record high of 276 tonnes last year, a 12 per cent increase over 2006, while South Africa produced 272 tonnes, the London-based precious metal consultancy, GFMS, said on Thursday… 07年、前年比12%増の276tを算出。南アフリカは272tだった。 …But in spite of the soaring prices, global gold production is falling, notably in South Africa, where output has halved in the past decade amid higher production costs, tougher safety regulations and more depleted mines. 金高騰とは裏腹に産出量は減少。過去10年で南アフリカのそれは半分になった。 Mark Bristow, the South African chief executive of London-listed Randgold Resources, said: “China is not overtaking South Africa, South Africa is shrinking below China.” South Africa has been the world’s largest gold producer since 1905. 南アフリカの産出量は過去100年世界一だった。 Philip Klapwijk, GFMS executive chairman, said the fall in output in South Africa and other traditional producers, such as the US and Australia, was the main reason why “global gold production is not raising in reaction to record gold prices”. 世界的に金の産出量が減っている。 Between 2000 and 2007, global mined gold fell by 6.7 per cent in spite of bullion prices moving from about $270 an ounce to more than $850 an ounce. South Africa’s dominance of gold mining dates back to the discovery of the Witwatersrand reef in 1886, considered the “greatest goldfield in the world”, on the edge of what is now Johannesburg. The scale of the industry has been steadily diminishing since 1970 when it produced 1,000 tonnes a year, about three quarters of the world’s supply at that time. Industry leaders put a brave face on Thursday’s news, saying the gold industry in South Africa still employed over 160,000… で、ドルが危なくて、円も信用ならんし、貯金は金に換えとくかと思っているのだが、早よせんから、見る見るまに金価格が上昇していく。通貨はどうなってしまうのだろう。やっぱ、まじで地域通貨という逃げ道も作っとかな、インフレに太刀打ちでけへんのかなあと思っとる次第。国ももうちょっと国民の暮らしをまじめに考えろよっと。既得権の話はうんざりだ。利権とか天下りとか腐敗とか、頭ええのにどうして自分らのことしか考えないんやろか。話はそれた。以下、実感を裏付ける記事。日本ブログ村経済部門1位だそうです。 金を基準とすると、ドル価格は、壊滅的な下落である …金本位の視点からみると、米国ドルは壊滅的に下落 世界中の通貨が、金兌換を停止し、通貨間の交換レートを変動させるシステムがその後40年近く続く。 各国通貨は、現在でも、「円-ドル」為替レート、「ドル-ユーロ」レート、「ドル-人民元」レートというように扱われ、あたかもドルが中心に位置している印象を与える。 そして、ドルの下落は、例えば、「ユーロに対して○○%下落した」という相対的な言い方に止まっている。 ドル価値の下落を、もっとスッキリと示すことができるのが、金と米国ドルとの関係推移である。 <図略> ロンドンの金価格取引における、金価格(平均)の推移をおってみる。そして、金価格の逆数(1000ドルでどれだけの金が買えるかの指標)を同時に表示してあります。 逆数(1000ドルで買える金)は、以下のように、推移した。 ブレトンウッズ体制時 : 35ドル=1オンス → 1000ドルで買える金は、28.57オンス スミソニアン合意 : 38ドル=1オンス → 1000ドルで買える金は、26.32オンス それが、第一次オイルショックの1973年には、10.29オンスでしかなくなる。 (ドル価格は、スミソニアン合意の4割にまで下落。) 第二次オイルショックの1980年では、1.63オンスとなる。(ドル価格は、スミソニアン合意に対し、6%でしかない。) 1980年代、1990年代は、ややドル価格が上昇し、2001年には、1000ドルで3.69オンスの金が買える水準に戻る。 しかし、2002年から、またもやドル価格の下落が始まり、1000ドルで買える金の量は、2007年で1.66オンス、2008年初頭(1月17日)では、1.44オンスでしかなくなった。 逆数推移をみると、世界中で、ドル不信、ドル離れが起こっている必然が理解できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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