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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

2007.08.21
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カテゴリ:映画(日本映画)
 かって、お国のためという美名の下に、多くの若者達を無為に死の旅路に送り出していた時代があった。今から僅か60年ちょっと前のことである。空は「神風」、海は「回天」。しかし、神風などは吹きはしなかったし、ましてや、天が回りなどしなかった。

 先日、テレビ朝日系の「日曜洋画劇場」で放映していた「出口のない海」は、この「回天」に青春を散らした男の物語である。横山秀夫の同名小説を原作にした、2006年の松竹映画だ。

 並木浩二は、甲子園の優勝投手であった。しかし、時代は彼らを、容赦なく戦争に駆り立てる。海軍にそして「回天」への搭乗を志願した彼には、国のために死ぬことしか残っていなかった。

 この時期、既に戦局は見えていた。日本の復興に貢献すべき若者を、一体何人無為に殺したのであろうか。私は、自虐史観には賛成しないが、それでも、この暴挙は許されるべきではないと思う。

 死ぬことが国のためだと信じ込まされた哀しい時代である。なぜ、国のために生きろと教えられなかったのだろうか。

 最後のシーンで、回天基地のあった周南市の大津島が出てきた。機会があれば、そこにある「回天記念館」に行ってみて欲しい。きっと彼らが何を思いながら死んでいったか、その一端でも分かるであろう。

「大和ミュージアム(呉市)に展示してある回天の実物」
回天(大和ミュージアムにて)

(原作)
・横山秀夫

(監督)
・ 佐々部清

(出演)
・市川海老蔵(並木浩二)
・上野樹里(鳴海美奈子) ほか 


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「出口のない海」(横山秀夫:講談社)&関連グッズ
      



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最終更新日  2007.09.09 17:01:39
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