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カテゴリ:日々の読書(SF/ファンタジー)
主人公の御厨シンイチは、築20年の安アパートで一人暮らしをしている17歳の高校生。この世界は、ファンタジー世界と衝突して融合してしまっているという設定だ。だから隣の部屋に住んでいるシンイチあこがれのシングルマザー、2X歳の嶋田フミノも実は女勇者なのである。 彼女は8歳の娘のチカといっしょに住んでいるが、実はこの娘、年齢が10万と8歳でエルフなのである。だから見た目は幼女なのだが、かなりのおませさんなのだ。しかし、別にフミノの養子という訳ではなく本当に彼女が産んだらしい。この当たりはエルフ特有の事情もありそうなのだが、なんだかよく分からない。 ところで、ファンタジー世界では、女戦士御用達の防具であるビキニアーマーなのだが、もちろん表題からも分かるように、この作品でも、女勇者であるフミノは、魔王と戦うために着用することになる。 論理的に考えると、あれだけ露出が多くて、果たして防具の役目を果たしているのだろうか。いや魔法もあり、何でもありのファンタジー世界のこと、露出しているように思える箇所も、きっと魔法防御がかかっているのだろう(たぶん)。 そうするとアーマー部分はきっと見られて恥ずかしいところか、もったいなくてそう簡単には見せる訳にはいかない箇所を隠すためのものなのだろう。だとすると別に金属でなくてもいいと思うのだが、あれはきっと「私は戦士よ♡」というアピールも入っているのかもしれない。 しかし、ビキニアーマーとは着用する人を選ぶように思える。例えばゴリラのような女戦士がビキニアーマーを着用している例を私は知らないし想像したくもない(笑)。 もちろんそこはあのフランス書院から出ている美少女文庫のこと、それなりにエロい場面はそこかしこにある。もっとも「美少女」文庫と言いながら「美少女」のカテゴリーに入りそうな人はほんのちょっとしか出てこない(美ママや美幼女ならずっと出てくる)。そして、本作では、ビキニアーマーは魔道具の一種で、エッチなことをするたびにそれが魔力に変換されて女勇者の力が上がっていくという設定なのだ。 二人は来たるべき魔王復活に備えて、エロエロな関係になって励むのだが、それを指導するのが、なんと(10万+)8歳の幼女チカちゃん。シンイチとフミノにあんなことやこんなことを・・・。 そして、タイトルの「ビキニアーマー装備の隣のママさん勇者は好きですか?」なのだが、男子諸君ならきっとこう答えるに違いない。「はい、好きです♡」と(笑)。 ※初出は、「風竜胆の書評」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 14, 2018 11:03:20 PM
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