頑張って!ヨタちゃん
今日、公園の猫のヨタちゃん(仮名)♀を病院に連れて行きました。3,4日前から急にごはんを食べなくなり、日に日に痩せていくのが目に見えて分かりました。目ヤニも多く鼻がつまり、いつも舌が出しっぱなしでよだれが出ている姿を見て、何かとても嫌な予感が頭をよぎったのです。昨日の夕方、他の餌やりさんに話を聞いてみると、やはりここ数日食べていないとのことでした。最初は、好き嫌いしているのかな~と思いました。けれど、おいしい缶詰をお皿に入れて目の前に置いてあげても、ガブッと食いつくけどすぐに口から離してしまい、食べたいけど食べられないといった感じでお皿から離れ、他の子のガツガツ食べている姿を見ながらしょんぼりしていました。その姿はなんとも淋しそうで、見ているのが不憫でなりませんでした。朝の餌やりが終わって、ヨタちゃんをキャリーバックに入れて病院へ向かいました。キャリーバックの中でも暴れることも鳴くこともなく、おとなしくしてくれていました。先生に症状を伝え、血液検査をしてもらいました。結果は恐れていたとおり、白血病の陽性でかなり重篤な状態でした。年齢も8歳~10歳ということで、野良猫的にはもう結構なお婆ちゃんのようでした。白血病が発症して黄疸も出ているので、1ヶ月もつかどうか…という診断でした。歯茎もだいぶ炎症を起こしているので、噛んだりするのが痛くて食事もとれなかったようです。もう回復ということは見込めませんが、せめてその日まで、痛みや辛さを取り除いてあげれたら…と思いました。栄養の点滴と痛みの緩和のためにステロイド剤等を打ってもらいました。隔離をすすめられ、お世話になっているボランティアさんに相談したところ、「もう残り少ない時間だから、うちで預かるわ」と言ってくださり、涙が出そうでした。本当に本当に頭がさがる思いです。夜、ヨタちゃんをボランティアさん宅に連れて行きました。キャリーバックからゲージに入れかえ、ボランティアさんが頭を撫でると気持ち良さそうにその手にスリスリしていました。病院で点滴を打つ先生の手にもスリスリしていた本当に人懐っこい可愛い子です。毛布のしいてある暖かなゲージのなかで、きっと初めて雨風に打たれる心配もなく、暑さ寒さに翻弄されることもなく、おだやかな時間を過ごすことができるんだろうなって、私たちも安心しました。ずっと食べられなかったヨタちゃんでしたが、痛み止めが効いたのでしょう、ゲージの中に置いてあるエサをおいしそうにパクパク食べました。久しぶりに見る元気を取り戻した姿。とってもうれしかった。↑ 1日でも長く穏やかな日々を過ごせますように