ゴブラン織物店　M&M Sisters 店主日記

​​​​こんばんは　M&M Sisters 長女のESです。
今夜はインドに暮らす生き物の話をします。

インドに暮らす生き物は
殊に野良に関して言えば
日本に暮らすそれよりもかなり暮らしやすく
見えました



インドの人々は宗教を土台に暮らしています。
いちばん多いのがヒンズー教、約８０％の
人々が信仰しています。次にイスラム教や
キリスト教・仏教・シク教・ジャイナ教と続きます。

大きな割合を占めるヒンズー教の人々の考え方に
カルマ（業）と言うものがあります。
仏教にもあるね
因果応報みたいな考え方で

動物をいじめたり殺すと
自分にも返ってくる
そんな感じでしょうか。
ご先祖様がその動物に生まれ変わって
いるかもしれないからなるべく
殺生したくないんだよね





また人間の生活が宗教を土台にしているので
食生活も大きな特徴があります。

ヒンズー教の人たちは
シヴァ神が牛を乗り物にしているので
牛を大事にします。野良牛も。
もちろん食べません。


日本でもベジタリアンと言う言葉を
よく聞きますね。インドではベジと呼びます。
その反対にベジタリアンではない人のことを
ノンベジと呼んでいます。

ノンベジの人達も食べるのは
羊や鶏です。

そして
カーストの上の方に行くほど
ベジが厳しくなります。
つまり肉を全く食べないと言うこと
生き物を全く食べない人たちもいます。



インドにはイスラム教の人達もいます。
この宗教は豚を不浄のものとして
食べるのを禁じています。

ヒンズー教は牛を
イスラム教は豚を

一緒の国に暮らしているので
お互いに失礼がないように
牛も豚も食べなかったりします。



基本的に生き物の殺生が少ないので
色々な動物が野良でものんびり暮らしています。
人間に意地悪をされないせいか
リスなんかも近寄ってきます。



日本から離れているときに
いちばん比べやすいのがカラスです。
色々な柄のカラスを見てきました。
インドのカラスは灰色と黒で
ツートンカラーでした。
人に疎まれていないようで
のんびり暮らしています。



ちょっと驚いたのですが
このむくどりの仲間のハイイロハッカが
とにかく強くて
カラスを追い払って公園で虫を探しては
威張っていました。
この鳥も人間を怖がらないので
ゆっくり動画がとれました。
お見せできないのが残念です。



まるで有明海のムツゴロウみたいですが
雨季のどろだらけのインドの小鳥です。

さて野良の生き物がのんびり暮らしている環境
ではその動物たちの食料は
いったいどうしているのだろう？
と言うことなのですが

公共の場以外の普通の街中では
人々の残飯を漁って食べていました。
牛が人間の食べ物を漁っている姿は
初めて見ました。
もちろん犬もサルも残飯を漁っていました。



美しい我が国で
もし残飯を道に投げ捨てて
動物の餌にでもしていたら
きっととんでもなく怒られてしまうと
思います。

私の理想とする
地上の生き物と人間の共存というのは
残飯と汚物の視覚的・臭覚的な
障害に耐えてこそなのか？

色々な思いが交錯しました。
あくまで私の私見です。

最後に
インドの人が家で食べるものは
問題ないのですが
市販されていたり
レストランで食べるときに
うっかり肉（出汁や調味料も含む）を
食べてしまい禁忌を犯したりしないのか
ちょっと心配になりますが
それは大丈夫



あらゆる商品に印がついています。
緑はベジ
赤い丸はノンベジです。
レストランのメニューも印が
全部ついています

ベジタリアンとノンベジタリアン
ヒンズー教の食べ物
イスラムの食べ物
説明始めたらとても難しい。
みんな興味を持ったら何か本を読んで
調べてね
無責任女より

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そろそろインドの話も終わりです。
次回は写真に写してはみたけれど
テーマも作れないような
そんな雑多な写真を載せようと思っています。



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