照屋之殿の合祀拝所と集落を潤した井戸@沖縄市照屋「アガリヌタキ/メーヌカー/クシヌカー/アガリヌカー」
(アガリヌタキ/アガリヌウタキ/照屋之殿)沖縄県沖縄市の中央部に「照屋/てるや集落」があり、国道331号沿いの丘陵に「アガリヌタキ/アガリヌウタキ」の祠が建立されています。1950年代の区画整理に伴い「御嶽の神・ヌールの神・火の神」が現在の場所に合祀されました。1713年に琉球王府により編纂された「琉球国由来記」に記されている『照屋之殿 照屋村 麦大祭・稲二祭之時、花米九合宛・五水四合宛・神酒一宛 上地地頭 供之。越来巫ニテ祭祀也。』は「アガリヌタキ」に相当すると考えられます。御嶽の南側に「メーヌカー/メーヌカーグヮー」があり、かつて周辺は田んぼであった為、農業用水や野菜等を洗う井戸であったと言われています。御嶽の北側には「クシヌカー」があり、民家の脇に井戸跡が現在も残されています。さらに県道を挟んだ御嶽の東側には「アガリヌカー/ウブガー」があり、昔は集落で子供が生まれた時に用いる産水を汲んでいました。また正月の元旦に汲む若水としても利用され、水量が豊富で水枯れしなかったと伝わっています。(アガリヌタキ/アガリヌウタキの鳥居)(アガリヌタキ/アガリヌウタキの祠入り口)(御嶽の神の石碑)(ヌールの神の石碑)(火の神の石碑)(アガリヌタキ/アガリヌウタキ/照屋之殿)(メーヌカー/メーヌカーグヮー)(メーヌカー/メーヌカーグヮー)(メーヌカー/メーヌカーグヮー)(クシヌカー)(クシヌカー)(クシヌカー)(アガリヌカー/ウブガー)(アガリヌカー/ウブガーのウコール)(アガリヌカー/ウブガー)(アガリヌカー/ウブガー)