伊禮の合祀拝所と平安山ノロが拝んだ湧水井戸@北谷町伊平「字伊禮拝所/トゥン/ウーチヌカー」
(字伊禮拝所)沖縄本島中部の「北谷町/ちゃたんちょう」にある「伊平集落」は戦前まで「伊禮/イリー集落」と「平安山/ハンザン集落」に分かれていました。「字伊禮拝所」にかつて「ハンザンヌル/平安山ノロ」が来て拝んでいた「トゥン/殿」が祀られており、キジムナーの妖精がいたと伝わる樹齢100〜200年のガジュマルの巨木があります。この拝所には鎮守の森と言われた「クランモー/蔵森」から移設された「クランモーヌカー/蔵森の井戸」と「クランモーフェーヌカー/蔵森南井戸」のウコール(香炉)が祀られ「アラカチヌカー」とも呼ばれる「クシヌカー/後の井戸」と「ウブガー/産井」であった「イーマガニクヌカー/上間兼久」のウコールも合祀されています。さらに「土帝君・祖霊神・火の神」のウコールを祀った祠も建立されています。「字伊禮拝所」の西側にある森の中に湧水井戸の「ウーチヌカー」があります。この井戸は旧暦5月15日の「グングヮチウマチー」の時に「ハンザンヌル」が祭祀を行う井戸で、雨乞いの際にも拝まれ豚を潰して供えていました。(字伊禮拝所の石碑)(トゥン/殿の拝所)(トゥン/殿の石碑)(トゥン/殿のウコール)(字伊禮拝所のガジュマル)(上間兼久・後の井戸・蔵森南井戸・蔵森の井戸の拝所)(上間兼久・後の井戸・蔵森南井戸・蔵森の井戸の香炉)(祠の賽銭箱と香炉)(土帝君・祖霊神・火の神の拝所)(土帝君・祖霊神・火の神の香炉)(ウーチヌカー)(ウーチヌカーの森)(ウーチヌカーの湧水)(ウーチヌカーのガジュマル)