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マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

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2007年03月14日
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カテゴリ:2007年03月読書
[1] 読書日記


  乙一で弾みがついたので、久々にライトノベルを読書。

  久々といっても、この一ヶ月以内には何冊か読んでいるので、最後に読んだ時から
 すればさほどの時間も経ってはいないのだが、最近海外ミステリばかり読んでいたの
 で、翻訳独特の文体からのギャップで、隔たりを感じてしまった。

   在原竹広 「桜色BUMP シンメトリーの獣」(電撃文庫)
   在原竹広 「桜色BUMP II ビスクドールの夢」(電撃文庫)


  を読了。

  多くを書くとネタバレになるので、<「……これは、警察が解決できる事件なのか?」
 と登場人物が尋ねてしまうようなミステリである、とだけ。
  ネタバレO.K.な人には、うえお久光の「悪魔のミカタ」の類書と言った方が分かり易い。

  「シンメトリーの獣」は本格ミステリで、「ビスクドールの夢」はハードボイルド風の
 探偵小説の趣。

  「シンメトリーの獣」の解決の道筋はミステリとして面白かったが、状況が無限定なの
 で他の解決も許しそうに思える。提出される謎も、不可能犯罪でも何でもないので、本格
 ミステリとしては、やや薄口な感を否めない。

  地の文は、描写というより、全てが説明。
  それに作者の声が大きすぎて、読んでいて結構目障り。
  更に、一つのシーンの中で視点がコロコロと移るので、人物の動きが活発になってくる
 と、読み辛い。

  と言いながらも、続編にあたる「腐敗の王」や「隣人」も一括購入後、積んであるので、
 現在進行形で読書中。ただ翻訳調の文体や、けれん味たっぷりで大掛かりな小説が恋しい
 気持ちと相俟って、そろそろ挫けるかも……。

  





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最終更新日  2007年03月15日 04時12分06秒
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