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カテゴリ:2008年01~03月読書
[1] 読書日記
<本の代価は、自己確認のための保証金であったり、未来形の自分への投資であった りする> 石原千秋 「未来形の読書術」(ちくまプリマー新書) を読了。 著者は、日本近代文学の研究者。 研究方法として、「テクスト論」を採用している。 <「テクスト論」とは、生身の「作者」と「テクスト」とを切り離して論じる立場> (『Jポップの作詞術』HNK出版 生活人新書,2005年) 本書は、そんな著者のこれまでの著作を概括したような内容。 学校空間の仕事。 小説(文学テクスト)を読む際の、読者の役割。 「受容理論」、「言語論的転回」についての説明。 現代の教養を身につけるための評論の読み方、など。 「テクスト論」に興味ある人、小説を常々もっと深く読み込みたいと考えている人、 学校の国語教育に不満があった人などに、お薦めの一冊。 著者の本をこれまでに何冊か読んでいる自分としては、多少目新しさには欠けたが、 <信頼するということは、相手に未来を預けることだ>という一文には、「確かに」と 感じさせられた。 ちなみに、この著者の本としては、本書の中で著者自身が<「読者の仕事」を深めるため の読書案内>の中で挙げてもいる『漱石と三人の読者』(講談社現代新書)が凄く面白か った。おすすめ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月24日 00時55分11秒
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