きついことば
みんなへ(特に浪人する子へ)浪人生で成績をきちんと伸ばすことが出来る子ってほんとに一握りだ。浪人して予備校に通う子や自分で勉強する子、そして明秀館のような個人塾に通う子をすべて集計して成績伸び率なんてものをだしたらきっときちんと成績を伸ばしてる子のほうが少ないはず。よくて現状維持、最悪昨年の受験校よりもランクが下がってしまう場合がある。特に残念ながら浪人してしまった子にこの時期話すことはほとんど呪文のように同じことだ。それは、「4.5.6月で勝負は決まる」「合格する覚悟を持て」の二つだ!!毎年浪人生を見ているが、受験が終わった3月にきちんと「浪人生」=敗者復活戦に臨む姿勢で取り組めている子とそうでない子がいる。頭の中にどこかで「予備校が始まってからがんばろう」という気持ちがある。少し昔話をしよう。一昨年、浪人して同志社大学に進学した生徒がいた。ちなみにその子は現役のときは偏差値40以下で入塾してきた。現役のときにも大学は合格したがどうしても関関同立に行きたいと、親と周囲の反対を押し切り浪人を決意した。現役のときは受験が3月前半で終わっていたが、彼は結果発表を待たずにすぐに塾に来て「今日からまたがんばります!!」と言って勉強を開始した。3月の間に約200時間はきちんと学習に取り組めた、その成果があってGW明けの模試ではそれまでずっと苦しい判定だった志望校の判定がBにあがった。結局何がいいたいかと言うとね!?一度できた差はそう簡単に埋まらないってこと。誰だって大学には行きたいし、誰だってやるときは勉強をする。だからこそ一度できてしまった差は埋まらない!!100時間レベルの差はたった10日間で簡単につく、ただ差を広げたほうの子はさらにさらに進めていくから最後は前半のリードがものをいう!さきにリードした子がもし最後まで休まなかったら逆転は不可能だろう。そして、リードしている子はその意味をきちんと理解しているからなおさら逆転は難しくなる。浪人が決定したときに、現役のときに「もう少し早い時期に始めていたら」ってそう思ったよね??その時期がまさに「今」であって、それは確実に過ぎている。今日は26日だからもうすでにやっていることそうでない子の差はじわじわと広がっている。さっきの子の話だけど、合格した後に話した時こう言ったよ。「3月に頑張ったから僕は合格できました。」 過ぎてしまった3月はもう取り戻せない。それでも一刻も早く今の危機的状況に気づいて欲しい。現役の力のある子たちが目覚める前に(もうすでに全力疾走している子もたくさんいるけど)少しでも歩を合格へと寄せておこう。「合格する覚悟」っていうのは今年1年はナニヲイチバンニユウセンスルカを覚悟するってことだと思う。残念ながら人間は基本的に忘れる生き物だ。不合格で悔しかった気持ちも、日に日に暖かくなっていく季節に溶け込んで和らいでいく。ズキズキが少しずつ癒えていく。忘れちゃいけない気持ちまで時間は忘れさせる。君は、君たちは大丈夫だろうか?