時計とドレスデン人形
ケテルビーという作曲家をご存知でしょうか?「ペルシャの市場にて」という曲で有名なイギリスの作曲家です。「ペルシャ」は私が小学生のときの給食の時間に流れていました。聴いたことがある人はたくさんいると思います。タイトルの曲はこのケテルビーが書いた描写曲で、ピアノと管弦楽のとてもかわいらしい小品です。音楽評論家によると、ケテルビーという作曲家はいわゆる流行音楽の作曲家で、おそらくクラシック音楽の歴史に未来永劫名前を残す存在ではないそうです。でも私はこの「時計と...」が大好きです。クラシック音楽と言うな、と言われるかもしれませんが、私はこういう作曲家がいたことを忘れないようにしたいと思います。描写音楽というひとつのカテゴリィを確立したこの音楽家の他の作品も大切に聴き続けたいと思ってます。