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テーマ:政治・社会問題(2927)
カテゴリ:戯れ言
「日本も物騒になって来た」なんて嘘でした。データで知る実際!
世の中で一般的な認識として言われてる事でも、調べて見ると実際と違う事もよくあります。 そんな例をあげてみます。 「最近は日本も物騒になって来た」「凶悪な犯罪が増えてる」 そんな事が言われますが、本当にそうでしょうか? こちらを見て下さい。 →日本の治安が過去最高に平和になってる件。まだ物騒な時代だなんて言ってるの? ここからグラフをお借りしてきました。よいしょっと。 確かにこれを見ると「増えてる」と言いたくなりますが、それは違います。 人口の増加とともに犯罪件数は増えるわけで、 同じ人口あたりの犯罪件数は、2000年に一度増えてますが、 そこからまたグッと下がって平均値ぐらいまで減っています。 さらに殺人件数は、減少の一途です。 上記サイトには他にも興味深いデータがありますので、是非ご覧下さい。 こちらも→実は昔の方が圧倒的に多かった少年犯罪 つまり昔に比べて日本は(2000年頃を除いて)物騒になってません。 どうしてこんな間違った認識が浸透するのかと言うと、テレビの影響が大きいと思います。 ニュース報道が犯罪を多く報道すれば、犯罪ばかり起ってる気がするのです。 そんな時も自分の日常感覚で考えれば、何かおかしいなと分かるはずです。 って事ですね(^_^) ここで興味深いのは、戦前も戦後も犯罪件数はあまり変わらないって事です。 殺人件数なんぞは、戦前の方が断然多いです。 自民党や日本会議の人たちがよくこんな事を言います。 「国民に権利ばかり認めて義務を重んじてこなかったので、日本はダメになった」 だから改憲して、国民の権利を制限しなくてはならないという理論です。 おかしな話ですね。日本はどうダメになったんでしょう? 少なくとも犯罪件数は、増えてないのがわかります。 他にも「家族関係がダメになった」とか 「子どもが粗暴になった」とか 「自由になって結婚しなくなり、出産率が減少した」とか、 何でもかんでも憲法のせいにして言いたい放題ですが、根拠を示した試しがありません。 根拠の無い事を並べ立てて、基本的人権や自由を国民から奪い取ろうとしてるわけで、 恐ろしい限りです。 「えっ?まさか…」と思う人はココを見てみましょう。 →自民改憲案第24条は「家族の問題は家族だけで解決してね。国は保護しないよ」、「結婚する相手や住居を選ぶ自由は無いよ」というトンデモ内容だった。 特に動画を見て下さいね。 「国民主権、基本的人権、平和主義、この三つをなくさないと」の発言に盛大な拍手ですよ。 「高齢者ドライバーの事故が増えている」 テレビでそんな事を言ってるし、ニュースもそんな事件が多いです。 しかし、本当にそうでしょうか? →高齢ドライバーの事故は20代より少ない 意外と知らないデータの真実 ここからグラフを借りてきました。詳しくは上記サイトを見て下さい。 「16~19歳」が傑出して多く、それに続くのが「20~29歳」。その次に来るのが「80歳以上」 70代となると、他の年代とほとんど差はありません。 というわけで、若い世代の方が事故が多いわけです。 テレビはなぜか、若い人の事故より高齢者の事故を多く報道してるんですね。 確かに認知症による事故対策は考えるべき課題ですが、 高齢者ドライバーを目の敵にするような最近の風潮はどうかなぁと思います。 このように私たちは、無意識のうちにテレビの情報に左右され、現実と異なる認識に陥りがちです。 テレビは人々の関心を強く惹く話題を優先的に報道します。 常に批判精神を持って観る事をオススメしま〜す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/05/05 09:20:35 AM
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