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何が良いって、一つ間違えると何処へ誘われるか分らない賭博性を孕んでいる所が。(ナビ?ありませんが)
後、「カッパドキアは何時か押さえとくべきでしょう」とかよい考えがいっぱい出て来るとこ。 一番よく乗ったのは、20才前後。S48年製ホンダライフ号↑で何処までも行けそうな気がした。 「ライフゆうて、120キロ出るんじゃなあ」「よう屋根とかドアとか飛ばんもんじゃなあ」沼津PAで見た朝日は忘れない。 その頃は骨董屋丁稚で、朝3時に起きてレンタル車で東寺(毎月のちっちゃい方のやつ)に出稼ぎに遣らされたり、福山や香川やなんかにもお使いした。 昔の手仕事の高技術に身近に触れられる眼福な日々だったと思う。 それでも私は、おお美しいことよ、と恍惚はするものの、それを手に入れたい、欲しい、とはどうしても感じない。(経済的にと言ってしまえばそれまでだが) 大人になればそれなりに、土地が欲しい、備前の布袋さんが欲しい、信楽の狸が欲しい、等のいっぱしの所有欲が身に付くかと思ってたのに。 きっと小さい子供時分から、「私が所有できるものなど、この世に何一つ」無いのだわ、と諦めなければならない事が多かったからかも知れない。 休日のご本は、九鬼周造『「いき」の構造』 何もいらんけど、こんなところで自給自足生活したいだけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 11, 2006 12:29:52 AM
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