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カテゴリ:低位株
週末の銘柄チェック、先週決算を開示したところが多くて読むのが大変だったのだけど、ようやく終了。で、
・同じ鉄鋼セクターでも高炉と電炉では、明暗分かれてるなー とか、 ・SEHIのポジティブサプライズの効果は半日しか持たなかったなー とか、 ・某金融株にナンピン買い下がりを続行しているアクティビストの運命や如何に とか、 ・某小型株の買収案件って、ひょっとして株価倍増ネタでは とか、 色々と気になったことが多い週だったのだけど、 やはりここは、最近の私のメインテーマである低位株について、 「低位株にはバクチの札としての価値がある」の第4弾を。 (その1) (その2) (その3) バクチの札としての価値を実測してみようという試みで、 題材は、先週から引き続き、2353 日本駐車場開発。 1.株式分割による低位株世界への乱入 日本駐車場開発の株式分割について、まずは前回のおさらい。 (詳しくは、前回の記事を参照。) 日本駐車場開発は、昨年5月31日に、平成26年1月31日(金)を基準日として、1株を100株に分割することを公表。 分割の権利最終日は1月28日(火)。 分割前の株価が9000円台なので、翌29日(水)からは、晴れて2桁銘柄の仲間入りの予定だった。 前回投稿時(1月26日時点)のチャートは以下のとおり。 「低位株フリークの私としては、バクチの札としての価値も加味されて、あっという間に株価3桁へ、という展開を期待しているのだけど、材料出尽くし的な可能性もあり予断を許さない。」 という状況で、前回は終わり。 2.バクチの札効果炸裂 で、結果どうだったかというと、想定を上回る株価上昇。 4桁最終日である、1月28日(火)の終値が9320円(分割後換算で93.2円)。 2桁初日の、29日(水)の始値が95円で、終値はいきなり114円。 その後の高値140円まであって、31日(金)の終値が134円。 分割前と比較すると、約44%の上昇。 バクチの札としての価値が加味されただけではなく、株価の動きに飛び乗る層も巻き込み、いわばバクチの札が当たり券に変わったような状況か。 3.まとめ ・もう少し長い目で観察する必要があると思うが、今のところ、現在の株価の3割程度はバクチの札としての価値と言えるのではないか。 ・100株を1株に併合して株価が下がったセブンシーズホールディングスのケースでも、「2桁のときの株価の、2割~5割はバクチの札としての価値であった」ことが観測されており、今回の結果と符合する。 ・「低位株にはバクチの札としての価値がある」を、今後さらに検証していきたい。 4.次の題材 分割により2桁銘柄になる銘柄として、 現在のところ、 3323 レカムが予定されており、次の題材としたい。 ちなみに、現在の株価が5750円。 3月26日を最終権利日として、1株を100株に分割する予定。 レカムは、昨年、ライツ・オファリングによる増資を実施。なんとか、債務超過を解消という、なんとも頼りない会社。 赤字部門から撤退し、黒字のIP電話等に絞り込むことによって黒字化を目指しているが、果たしてどうなることやら。 一応、平成26年9月期の会社側の業績予想では、分割前のEPS163円(決算短信に訂正があるので要注意)、BPSは500円ぐらい(ライツオファリングによる増資が期をまたいでおり正確な数値の計算は手間なので概算で)。 ちなみに、2月7日に第1四半期決算を発表予定。 PER約35倍、 PBR約11倍 と、債務超過の過去も考え合わせると、バリュー投資的には投資対象外。 ただ、私としてはノーポジでは観察する楽しみも半減するので、わずかに買ってみた。 株価4桁の今ですら、会社の実力から乖離し、バクチの札成分が高いように私には思える。これが、さらに2桁銘柄になったときの株価の動きはちょっと見ものだなと、今から興味津々。 ※ 投資は、損しても得しても自己責任で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 2, 2014 03:55:51 PM
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