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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Jun 4, 2014
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  最近のライツ・オファリング銘柄の結果についても、メモ書き程度で整理しておくシリーズ。

  本日は、アジアグロースキャピタル(6993)のライツ・オファリング結果について。

1.アジアグロースキャピタルのライツ・オファリング

  業績が振るわず風前の灯だったアジアグロースキャピタル。昨年11月に、質屋の大黒屋を保有するディーワンダーランド株を追加で取得。所有割合は、38.65%からわずか4.14%追加し42.79%になっただけだけど、それまでの持分法適用会社から連結子会社となった。ある種会計マジック的に見掛けの業容が急拡大(通期寄与だと、売上高で40倍ぐらい、利益も確保)。

  で、ライツオファリングの実施を2月21日に発表。増資により、ディーワンダーランド株追加取得の資金を調達したいとのこと。

  ライツ・オファリング(ノンコミットメント型/上場型新株予約権の無償割当て)に関するお知らせ

  同Q&A

  アジアグロースキャピタルの新株予約権は、1個につき30円の払い込みで0.2株取得できる権利。
  すなわち、新株予約権5個と150円で、新株を1株取得できる。

  アジアグロースキャピタルのライツ・オファリングに関する主なスケジュールは以下のとおり。

  2月21日:ライツ・オファリングの実施を公表
  2月27日:新株予約権割当の権利最終日
  2月28日:新株予約権割当の権利落ち日
  3月 5日:新株予約権上場
  4月10日~5月2日:新株予約権の権利行使期間(証券会社によって取次ぎ期間は異なる)
  4月15日:新株売却可能日(〇ドットコム証券で最短の場合)
  4月24日:新株予約権上場最終日


2.株と新株予約権の値動き

  新株予約権上場中の、株と新株予約権の値動きは以下のとおり。

アジアグロースキャピタル予約権分析.png
注:(3)の欄は、その時の価格で新株予約権を5個入手し権利行使価格(5個×30円=150円)を払い込んで新株を入手するとしたときの新株入手の総費用。
  (4)の欄は、その時の株価と、(3)で計算した新株入手の費用の比較で、新株予約権のディスカウント状況を計算したもの。
  4月15日を新株売却可能日としたのは、もっとも早い○ドットコム利用の場合。

  この間、4月8日の引け後に、大黒屋に対するファイナンス供与について公表。市中銀行からの融資等で大黒屋の当面の資金繰りの目処がついたとの内容。翌日には一時、株価が2割高、新株予約権価格が1.7倍まで急騰する局面があるも、効果は長続きせず。

  また、4月10日には、筆頭株主の小川浩平社長が割り当てられた全ての権利を行使したことを公表

  社長が権利行使してこそ他の株主も権利を行使しようという気になるものである。
  最終的な権利行使率は、86.7%と好調であった。

  資金の調達ができたことで、5月15日には、大黒屋を保有するディーワンダーランド株を追加で取得するための公開買い付けを公表。今回は出来るだけ多くの株の取得を目指すとのこと。同社のシナリオ通りに進んでいる模様。


  また、少し期間を前後に拡大した株価の動きは以下のとおり。

アジアグロースキャピタル株価.png

  なお、新株予約権割当の権利最終日の2月27日の終値が199円なので、権利落日の2月28日の基準価格は(199円×5+150円)/6 = 190.8円
  上記のチャートでは、両日の間で、199円/190.8円=1.043倍の株式分割が行われた扱いとなっている(2月27日までの株価を分割率で割り引いて表示)。


3.感想など

  ・最近のほかの事例も同様だが、ライツ・オファリングの公表で株価は急落。十分余裕を見た低めの権利行使価格を設定しているように思えても、結局は権利行使価格をにらんだ株価の動きとなるようだ。

  ・今回、権利行使率が80%台後半と、最近の案件の中では好調であった。1つには、インサイダー(会社の中の人)がしっかり権利を行使したことが良かったのだろう。

  ・もう1つは、今回、新株予約権5個(親株5株)に対して新株1株を割り当てるという、市場へのインパクトを薄める工夫をしたことが良かったのではないか。時価総額に対して少な目の資金調達を目指す場合には、有効な手段ではないか。









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Last updated  Jun 4, 2014 07:27:02 AM
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