今日の言霊:
昨日と違うことを
1つしてみよう。
1年後には
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今日もパシフィコ横浜で開催されている、日本産婦人科学会の学術集会に出席してきました。連日朝早くから横浜に通っていると、さすがに夕方には疲れが・・・(笑)
今日聞いたお話の中で、実は以前その研究をやってみたいと思ったのよ~、という内容の報告が発表されていたので、皆さんにもシェアさせていただきますね。
発表の演題は、「母乳及び母児毛髪中の微量ミネラル含有量に関する研究」。
産後のお母さんの髪の毛と、新生児の髪の毛、そして母乳とミルクの中に含まれている微量ミネラルを測定して、母乳によって水銀などの有害ミネラルが赤ちゃんに移行するかどうかを調べたものです。
妊婦さんがマグロやキンメダイなどの魚介類接種を食べ過ぎると、体内に水銀がたまって赤ちゃんにも影響が出る危険性があることから、厚生労働省は妊娠中に食べてもいい魚介類の種類と量を通達したりしているんですよ。
個人的に、妊娠後期と産後2週間くらいの毛髪ミネラルの数値と、新生児の毛髪ミネラルの値を比較してみたいな~と思っていたのですが、この研究ってとんでもなくお金がかかるものなので大学病院レベルじゃないとできないと分かって断念していました。
今回の発表では、妊娠中の毛髪ミネラルの測定は行われていなかったんですが、水銀・鉛・砒素・ベリリウム・カドミウム・アルミニウムのいずれも、母乳中にはごくごくわずかにしか含まれておらず、母乳からこれらの有害ミネラルが移行する危険性はきわめて低いことが示されていました。
にもかかわらず、ミネラルの種類によっては、お母さんより赤ちゃんの毛髪中の濃度の方が高いものまであって、これはかなり衝撃的でしたね。
母乳から移行する危険性が低くて、赤ちゃんの髪の毛にすでに有害ミネラルが母体以上に蓄積しているということは、妊娠中に胎盤を通してお母さんが溜めている有害ミネラルが赤ちゃんへ移行してしまっているってことですから。
妊娠中に、マグロなどの大型の魚を取らないようにする事も大事ですが、それ以上に、「妊娠前に」体内に有害ミネラルを溜め込まないような生活を心がけなければいけないんだと改めて感じました。
水銀が体内にたまってしまう原因は色々ありますが、最も大きく影響するのは歯科治療だそうです。虫歯の詰め物に使う金属には水銀が含まれているので、治療するときも、歯にかぶせたあとも、身体に水銀を取り込んでしまうことになるんですね。
鉛は水道管から、アルミニウムは缶詰やおなべから、知らず知らずのうちに微量ずつ取り込んでしまっている危険性があります。
研究発表の中でも、母乳中のアルミニウム濃度に比べてミルク中のアルミニウムの値が極端に高くなっていましたが、演者も、これはミルクがアルミニウム製の缶に入っているからではないかとおっしゃっていました。
これらの有害ミネラルをなるべく取り込まないようにするのと同時に、すでに貯まってしまった有害ミネラルをデトックスしていく必要がありますね。
定期的にしっかり汗をかいたり、デトックスサプリをうまく活用したり、便秘を解消したりすることで、ある程度排除することはできるようです。将来妊娠を考えている女性は特に、これからの生活を気をつけてみてくださいね。
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