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平昌五輪成功の代償に、醜い国民性を晒した韓国の悲劇 2018-3-5 北村 隆司 アゴラ 成功はおろか、オリンピックの開催自体が危ぶまれていた平昌オリンピクも、数々の感動とドラマを生んで成功裏に終りました。先ずは、この成功を導いた関係者、とりわけ韓国民に心からお祝を申し上げます。
女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手が3連覇を逃して2位となった李相花選手に韓国語で「チャレッソ(よく頑張ったね)」と声をかけながら抱き寄せ、国旗を手に泣きじゃくる李相花選手と共に会場を埋めたファンの盛大な拍手を浴びながらラストランを始めたシーンは、微妙な日韓関係を忘れさせるオリンピックならではの名場面でした。
この様な感動を運んで呉れた平昌オリンピックは祭典としては大成功でしたが、女子マススタートで高木菜那選手の金メダルに次いで銀メダルを獲得したキム・ボルム選手が、氷上に韓国国旗を置いてその前で“土下座”して国民の許しを請うと言う前代未聞の情景を目の当たりにしますと、「恨」の国韓国の過酷さに背筋が凍る想いでした。
キム選手が「魔女狩り」の対称にされた原因は、団体追い抜きでチームメートを置き去りにし、敗戦をその選手の所為にした発言でした。彼女のこの言動がオリンピック精神に反するとしても、憤慨した市民から大統領府に代表資格の剥奪を求める請願が60万も寄せられ、SNSには脅迫紛いの投稿が殺到したと聞きますと、ちょっとした刺激で一瞬の内に世論が沸騰する未成熟国家の危険を感じます。
これでは、韓国紙がいくら「平昌はテロのない安全五輪だった」と強調しても、言葉通りには受け取れません。
狂気と言えば、北朝鮮の金正恩最高指導者は後見役の実の叔父を国会議場で逮捕して銃殺し、マレーシアを旅行中であった異母兄の金正男を真昼の空港で毒殺するなどの蛮行を重ねています。
南の韓国も蛮行では決してひけを取らず、オリンピックの閉幕を待っていたかのように、27日には前手錠姿で衛視に連行されるの朴槿恵前大統領の映像が大きく報道され、検察が懲役30年と罰金118億円 を求刑するなど血も涙もないのが朝鮮民族の特徴なのかと疑いたくなる醜い実態が浮き彫りにされました。
外遊する度に訪問国の首脳に日本批判をくり返す告げ口外交で国民の喝采を浴び、抗日戦争70周年記念で中国の習近平国家主席と並んで晴がましく雛壇に立った朴 槿恵前大統領ですが、政権から追放されるや否や,虫けらの如き扱いを受ける凄まじさを見せ付けられると、韓国への尊敬の念は吹っ飛んでしまいます。
平昌オリンピックで世界の耳目が韓国に集中している時期に、残忍な金正恩最高指導者の妹金与正に国賓を並みの待遇で歓待しする一方、数年前まで褒め称えていた自国の大統領の手錠姿を国民の前に晒して平然としている姿は、韓国の国としての価値観に疑問を呼び、韓国のブランド価値を暴落させる効果しかありません。
韓国の歴代大統領の退任後の運命を見てみますと、初代の李承晩大統領は国外へ亡命。二代目の尹ボ善は懲役3年の実刑判決。次の朴正煕は暗殺。続いて崔圭夏はクーデターにより辞任。全斗煥は最高裁で無期懲役、盧泰愚は懲役12年、金泳三の次男が斡旋収賄と脱税で逮捕。金大中の長男、次男、三男を含む親族5人が逮捕・投獄。盧武鉉は兄が逮捕され、自身も訴追直前に投身自殺。次の李明博は兄が逮捕され、本人もパラリンピック後に起訴・逮捕されると報道されています。
発展途上国や腐敗の激しい国では,元首が逮捕訴追される事はまま有りますが、OECDのメンバー国として、少なくとも経済面では先進国入りした筈の韓国の歴代大統領11人中11人までが、引退後に平穏な生活が送れないと言う国は他には思いつきません。
韓国語に堪能な知韓派の武藤前駐韓大使は「韓国の熾烈な格差・競争社会を生き抜くのはあまりに過酷だ。私と同じような社会的キャリアを、私は韓国社会で歩める自信はまったくない。私には韓国人は務まらないと思う。韓国人は“韓国に生まれて良かった”という国にしてほしい。そのためにも、日韓にとって無益な反日に逃げ込むのは、もうやめるべきだ」 と韓国にエールを送ったそうですが、多くの尊敬出来る韓国人の友人を持ち、韓国料理を楽しむ私も、「銀メダル選手が土下座して許しを乞う魔女狩りの国」「歴代大統領が逮捕投獄される国」から脱皮して冷静に話が出来る普通の国になって欲しいと熱望する一人です。
勤勉で鳴る韓国国民の努力で、日本を追い抜いた分野も沢山出て来た昨今、隣国韓国が「恨」の精算の連続する国から穏やかな普通の隣国になって欲しいと願うや切なる物があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.18 00:00:14
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