カテゴリ:反天皇制
これは、(即位パレード)前日(11/9)の配信記事だ。今年は、皇室関連のニュースが続いた。アキヒトの退位、ナルヒトの即位など・・・ 敗戦後、ヒロヒトが、「人間宣言」をして、「国民の象徴?」となってから、天皇制は、一時、影を潜めたが、ぬらりくらり・・・と復活してきた。
マスコミには、「菊タブー」「鶴タブー」「荊タブー」など、批判や毒のある風刺に対する自己規制など、多くのタブーが存在している。
「鶴タブー」は、創価学会に対する批判を控える・・・というもので、学会に逆らうと、集中的な非難にさらされ、広告収入にも大きな損失がある・・・と言うものだった。(鶴タブーという名称は創価学会がかつて講として属していた日蓮正宗の紋が鶴であることに由来している)
「荊タブー」は、差別撲滅の先頭に立ってきた(部落解放同盟)の(差別糾弾)を警戒して、未解放部落関係の報道記事を控えよう・・・というものだろう。 (荊=いばら)は部落解放同盟の団体旗である荊冠旗に由来する。
「菊タブー」は、言うまでも無く、戦前から続く天皇制に由来する。封建的遺制でもあり、敗戦により、ヒロヒト(昭和天皇)の戦争犯罪が、白日の下に証明されたにもかかわらず、戦後統治に天皇制をフル利用しようとしたGHQのマッカーサーの政策で、救われた幸運なヒロヒト天皇制だった。
天皇制を維持しようとする国体護持派?は、この機会に、「開かれた皇室」を宣伝して、国民の関心をつなぎ、天皇制の復活強化に邁進してきた。
マスコミは、自分たちの使命を忘れて? 「開かれた皇室」の旗振り役となってきたのだ。女性週刊誌などは、「皇室関連記事」を多用して、(敬語付きで)国民の関心を煽ってきた。
その効果は、この紹介記事にもあるように、NHKの、1988年の調査では、天皇に対して「尊敬の念をもっている」人、「好感をもっている」人の問いかけに対して、「特に何とも感じていない」人が47%いたのに、今回の2018年の最新版では、天皇に対して「尊敬の念をもっている」人は41%、「好感をもっている」人は36%。つまりは、合計77%の人々が天皇に親しみを感じているとし、「特に何とも感じていない」人は、22%に激減していることから、明らかだ。
彼らの戦後の長きにわたる(洗脳工作)が、一定の成果に結実したということだろう。
天皇制は、歴史上、多くの時の権力者によって、政治利用されてきた。平安、室町、安土桃山、江戸・・・それぞれの時代の将軍たちは、名目上の天皇の権威を利用しながら、天下に号令を発したものだ。時の天皇が(ぼんくら)であればあるほど、利用しやすかったことは、明らかだ。多くの(ぼんくら)天皇が、生まれ変わったことだろうが、歴史に何の影響もなかったのだから・・・
江戸幕府が倒れて、日本が鎖国を解き、一体化するために、天皇制は前面に登場した。富国強兵の掛け声の下、天皇が中央集権の絶対政治を推進し、多くの国民が戦争に巻き込まれていく・・・
今回の即位パレードが、「開かれた皇室」の一つの節目になるだろうと思われるが、世界を見渡しても、今や(王制)が、民意を無視して政治を行う時代ではなく、英国のように、かろうじて(寄り添う)しか、生き残りの道は無い・・・というのが、現実だ。
将来(僕たちが、亡くなった後ということだが) この地球上からは、(王制=天皇制)と(原発)は、無くなるだろうことは、間違いない・・・と予言できる。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 明日は天皇即位祝賀パレード。見どころとともに「天皇に親しみを感じる人が増えた理由」を小林よしのり氏が解説! 2019-11-9 週刊SPA! 明日は天皇即位祝賀パレード。見どころとともに「天皇に親しみを感じる人が増えた理由」を小林よしのり氏が解説!
明日、11月10日は天皇陛下の即位を記念するパレード「祝賀御列の儀」が行われる。周知の通り、このパレードは10月22日の「即位礼正殿の儀」のあとに行われる予定だったが、台風19号への対応が優先され延期されていた。
天皇陛下の即位にまつわる儀式は5月1日の「剣璽等承継の儀」から始まり、11月14日から15日にかけて行われる「大嘗祭」、そして来年4月19日の「立皇嗣の礼」へと続いていく。
NHKが5年ごとに行っている「『日本人の意識』調査」の2018年の最新版によれば、天皇に対して「尊敬の念をもっている」人は41%、「好感をもっている」人は36%。つまりは、合計77%の人々が天皇に親しみを感じている時代が到来しているということだ。だが、1988年の調査では「特に何とも感じていない」人が47%いた(2018年調査では22%)。
この時代の変化を『天皇論』や『ゴーマニズム宣言 2nd Season』などの著作で、皇室や皇統問題に言及してきた漫画家の小林よしのり氏はこのように分析している。
「まず、4月1日からの『令和フィーバー』を振り返ると、今回ほど新元号がお祭り騒ぎで喜ばれ、そして新天皇の即位が注目されたことはないでしょう。これはやはり、上皇陛下の生前退位という思いが叶ったからこそです。このように上皇陛下は平成の時代に合った、ご自分なりのやり方で好意と尊敬を集めてこられました。今上陛下も、また平成の時代とは違う令和の時代にあった、ご自分なりのやり方で、新たな天皇像を作り上げていかれると思います」
天皇陛下は即位後の5月4日に一般参賀を行ない、14万1130人もの人々が皇居を訪れた。明日はパレードなので街頭には数多くの人々が集まると予想されるが、果たしてどんな「令和」流のものになるのだろうか? パレードの予定とともに、注目すべきポイントを見てみよう。
まず、開始は午後3時。皇居を背に46台の車列が出発し、両陛下の現在の居所となる赤坂御所まで約30分間、およそ4.6㎞の道を進んでゆく。 使用する「御料車」は平成では外車のロールスロイスだったが、今回は国産のセンチュリーに。この日のために設計・製造されたオープンカーとのことで、自動車ファンも要注目かもしれない。
また、「車列全体が視認できる直線区間」が2か所含まれていることも、今回のパレードのコースが選ばれた最大の理由だ。 まず一つ目は、出発地点からほど近い皇居前広場付近。こちらは視界をさえぎるものがほぼなく、一番見やすい場所だとされている。 そして、2か所目はコースの終盤だ。元赤坂・豊川稲荷を過ぎ、赤坂御用地に面する赤坂警察署前から赤坂御用地南門の前を通り抜け、青山一丁目駅までを進む約1.3km続く青山通りの直線が見どころスポットになるだろう。
ちなみに、上皇陛下が当時、天皇陛下に即位された際に行われた平成2年(1990年)の祝賀パレードでは約11万7000人が沿道に詰めかけた。今回はさらなる混雑も予想されるが、観覧は沿道に設置されたブース内に限定されているので要注意だ。早いところでは午前8時から持ち物検査が開始され、自撮り棒、三脚など持ち込みが禁止されているものも多い。警察は荷物を預かってはくれないので、詳細は警視庁ホームページ内の「即位の礼に伴う警備」でご確認を!
さて、この令和になってからの祝賀ムードを見ると、はるか昔のことに思えてしまうが、譲位前には「今の天皇(上皇陛下)は立派すぎた」「皇太子殿下(当時)が新しい天皇になったら今までのように天皇制が支持されるかどうかわからない」という人々がいた。だが、小林氏はこれを「歴史を知らぬ者の言」と喝破する。
「上皇陛下も皇太子時代には昭和天皇と比較されて『戦後民主主義育ちで頼りない』『公よりも家庭を大事にする“マイホーム皇太子”だ』などと散々言われてきました。さらには、昭和天皇も皇太子時代には『大帝』『聖帝』と称された明治天皇との比較で批判され、『眼鏡をかけた姿がひ弱に見える』などと言われてきたんです」
なるほど、口さがないことを言う人々はいつの時代にもいるということか。
「そして、今上陛下は皇后陛下にプロポーズしたときに『雅子さんのことは僕が一生、全力でお守りしますから』と誓ったことに対し、自称保守派は『公の存在である皇太子がプライベートなことに“全力”とは何事か!』と非難しました。でも、この非難が完全に間違いだったことはもう明らかですよね? 公のことを言うのであれば、皇太子に自分の妃を守る覚悟がなければ皇統は続かないし、繰り返しますが、新たな時代に合ったご自分のやり方で新たな天皇のあり方を作られていかれるでしょう。伝統というのは因習ではありません。大事なのは形式ではなく、伝統のエートス(魂)です」
明日のパレードもまた、新たな時代の到来を実感する機会になることは間違いない。
取材・文/『週刊SPA!』編集部 日刊SPA! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.11 00:21:11
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