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カテゴリ:野鳥 海鳥 動物 花
この頃見かけるキタキツネは、冬毛から夏毛に替わる時期で、毛艶も悪くみすぼらしく なっているのが普通だが、このキツネは ご覧のようにシッポの毛の生え方(抜け方)が変だ
多分コレは疥癬症に罹っているためでは無いかと思います。
コレに罹ると非常にかゆく、キツネなどはシッポを噛む事で痒さを紛らわせるので、毛が 抜けるのです。 側に私が居るにもかかわらず座り込んで、後足で首の辺りを掻いているのを見ると 全身に広がっているのでしょう。
このキツネは罹ってからまだ余り経っていないようで、今の所はシッポだけ毛が抜けてい ますが、その内に全身がシッポの様になり苦しんで死んでいくのです。
疥癬( カイセン )とは、 ヒゼンダニが皮膚の表面に穴を掘って寄生することによって生じ る皮膚疾患で、人、犬、猫なども掛かりますがこれらは治療が出来ます。
しかし野生の動物は治療する事が出来ない。
野生のタヌキ、キツネが多くなったり少なくなったりする原因の一つは、この疥癬症の流行 が考えられます。
全身が痒くて、もがきながら死ぬのは地獄の苦しみでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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