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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8328)
カテゴリ:詩 ~the scene~
満月だ
月を観た
その縁は 淡いようで ピンク色だった
宙に浮いたベッドで 二人一つ
右手に表れたのは 汗ばむようなしわじわと
あなたの吐息
ナイフとフォークで ゆっくり食べるのもいい
もう耳元では ささやけない
脳が麻痺してしまった
動かず 動けず 宙に横たわる
光の手は 私の傍に
現実にかえれば 土の香りと
意味不明な愚痴に出会う
とった右手と左手が お祭りの屋台を通り抜けていく
月の滴は どちらでもある
ただ とりあって 食べあった
月を縁取っていたのは ピンクというより
それに似た 「赤」 だった
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最終更新日
February 26, 2012 11:56:58 PM
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