♪ 利己にして嘘と詭弁とナルシズムお山のすずめが烏を気取る
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
四人で週2回(水・木)掲載される新聞のこのコーナー。木曜日の「福岡伸一の動的平衡」が好きなのでついつい切り抜くことになる。大きなテーマを焦点を絞って簡略にまとめてあり、その文章力に感心する。
文字数を制限されたなかで何をどのように書くか、決めるまでが大変だろうと思う。決めてからも何度も推敲されるのだろう。短歌を詠む身にはとても良く分かる。
最後の締めくくりに「地球が健全な循環を取り戻すためには、この利己的な種に退場していただく他はない。」と、この生物学者は、行く末を完全に見切っている。
それは私も同じ。今後どれだけの間、絶滅危惧種として永らえられるか、一抹の希望を持ちながら、罪深い種の一員としての無力な日々を送っている。
無責任で他人事のように言っていると感じるでしょうか。生命の循環、ひいては星として、また生命体としての地球の宿命を思う時、必然的な姿が浮かび上がってくるでしょう。
地球にとって、最も不自然な存在の人類。延命のためにとるべき道は誰もが分かっているはず。分かっていてそれが出来ない以上、手に負えない存在のまま、断末魔を迎えるしかないじゃないですか。
|