【中古】ロマンス小説 オパール色の愛の炎【10P11may10】
リンダ・トレント
日本メールオーダー 1985
コンテンポラリーロマンス17
ヒロインは若き未亡人。貧しい農夫の娘ながら
裕福なマーシャル家に嫁いだのだったが・・・
夫はギャンブルに狂い、全財産を使い果たしたうえ
借金だけを残して死んだ。
起死回生の手段としてヒロインがとったのは
住んでいる邸宅と農場を担保に銀行からお金を借りて
敷地内での石油採掘にすべてを賭けることだった。
支払い期限までに石油を掘り当てることができるのか・・・。
ヒロインが石油採掘を頼んだのが
地質調査の専門家ライアン・ヘイスティングス。
自分が破産寸前であるということを隠し、お金持ちの未亡人を
演じて彼に近づくのだったが・・・。
ヒロインの高慢な金持ち女の演技が
なんとも上手い。
食べていくために、絵を教え、
女流画家として売り込んでいく手腕。
ヒーローまですっかりだまされてしまう。
些細なことを子供のように喜ぶ素直な一面とのギャップに
あっという間に惹かれてしまう。
この辺までの展開はなかなかなんだけど、
後半部の「愛を信じられない」ヒロインの部分と
迫るヒーローの部分はちょっと迫力不足。
なんでかな~!とフラストレーションがたまります。
結構長い話(380P)なので、もう少し盛り上がってほしかった。
原題は Opal Fires
鮮やかオレンジのオパール!ファイアオパール 1.14ct
一攫千金ということで、この石油採掘というテーマは
ロマンスものにはよく出てくる。
印象的な作品にこんなのもありました。
【中古】【古本】ラブ・ビジネス ハーレクインロマンス557/サンドラ・K.ロウズ
かなり昔のハーレクインロマンスですね。
石油採掘技術者としての腕はあっても
料理の才能はからきしというヒロインが可愛らしい。
ハーレクインロマンスには珍しい設定なのも
☆☆☆