羽ばたけ「アイアンイーグル｣

　新監督候補といわれる野村氏の就任は１１月までずれ込むということで、すべてが後手後手に回っている形の楽天イーグルス。おまけに報道ではいいように遊ばれている形で来期に早くも暗雲が垂れ込めている感じがします。田尾監督を更迭して野村監督で行こうと決めた時点で予想された事態なのかもしれませんが、ファンとしてはたまったものではありません。
　特に気になるのは更なる戦力外通告。これからは戦力外通告者を対象に球団ごとにテストが行われ、それに漏れた選手が最後のチャンスとして１２球団合同トライアウトに参加することになります。そのためにも早めに結論をお願いしたいものです。現在西武２軍監督をしている渡邊久信さんは、現役時代西武から１１月に入ったところで戦力外を言い渡されてしまいました。当然他球団のテストは終わっており、再就職に四苦八苦した挙句台湾で現役を続けるという経験をしています。いくら球団がいらないといってもこんなケースは二度と出してはいけません。
　昨年は人手が足りないこともあり、無償トレードで５人・自由契約者の中から９人を採用した楽天でしたが今年は厳しくなることが予想されます。戦力外通告される選手は、よほどの場合を除き納得できる理由があります。従来球団が獲得する自由契約選手は０か１人です。再起をかけて楽天にもテストを受けに来る選手はいるでしょうが、昨年のように甘くは無いでしょう。
　コーチがどうなるかということも気になりますし、いずれにしろ人事は早く決めて欲しい所です。