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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2004年07月12日
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カテゴリ:クラシック音楽



 7月16日カラヤンの15回目の命日がやってきます。先月号のレコ芸でカラヤン特集をやっていました。その中の満津岡信育氏と山崎浩太郎氏の対談で、ちょっと知り始めた人がカラヤンを否定すると言うことを話していて、思わず笑ってしまいました。

 私の場合は、特にそんなに好きというわけでもなかったですが、嫌いだということもありませんでした。ただ、レコードやCDはそれなりにありましたし、今でも良い物は良いと思っています。それで、どれが一番好きかと言われて、即答は出来ませんが、それに近いものとして、シェーンベルクのペレアスとメリザンドをあげたいと思います。

 これは、ご存じの通り、シェーンベルクの初期の、後期ロマン派の終焉を迎えようとしていた時期の、濃厚なロマン性を感じさせる大規模な作品です。私が、最初これを聞いたのはレコードの時代で、それこそレコード盤がすり切れるほど聞いたものでした。今はCDになり聞かなくなったんですが、そのようなレコードもあまりないですね。

 現在はブーレーズなどの演奏もありますが、その当時はペレアスと言ったら、この演奏しかないような状態でした。ブーレーズなどの演奏を聴くと、すべてが明晰なのは良いかもしれませんが、聞こえなくても良いようなものまで聞こえてしまい、(例えばクラリネットの経過句がうるさいとかタムタムの音が大きいとか)ちょっと曲のイメージが崩れるような所もあるんですが、カラヤンの演奏だとそこら辺がうまく隠されていて、とても良い気持ちで聞くことが出来ます。

 また、ベルリンフィルの演奏も、録音と相まって、濡れたような音色で、普段の鋭い、威力を誇示する様な演奏とは違って、とても好ましく聞こえます。このような演奏を聴くと、やはりすごい人だったんだなと改めて思います。

 それにしても、最近もモスクワでのライブなどが発掘され、売上も好調なようですので、これからも、未発表録音をどしどし見つけてもらいたいものです。

 ところで、ユニバーサルは没後15年で、特になにも企画してないんでしょうか。ちょっと寂しい気がします。

Schoenberg Pelleas und Melisande op.5
VERKLARTE NACHT op.4

Berliner Philharmoniker Herbert von Karajan(cond) 1974 Deutsche Gramophon





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Last updated  2007年03月06日 23時15分59秒
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