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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2023年02月23日
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カテゴリ:ジャズ

ホセ・ジェイムズの新譜を聴く。
今回はヒップホップやR&Bにジャズを融合させたネオ・ソウルの女王、エリカ・バドゥへのトビュートで、彼女の曲が演奏されている。
管理人はバドゥの歌を聞いたことがないのでspotifyで聞いてみた。
少しこまっしゃくれたようなヴォーカルで、管理人の好みではなかった。
ホセの演奏はバドゥとは全く違って重厚な演奏だ。
ホセの音楽は、いつもだと少し神経が刺激される音楽なのだが、今回はやすらぎを感じさせる音楽で、バドゥの曲のせいか、もしかしたらホセの新境地なのかもしれない。
今回はサックスが二人加わっているところが珍しい。
1曲を除き彼らが交代でフィーチャーされている。
ホセのヴォーカルはいつもより癖がないので、彼があまり好きではない方にも抵抗は少ないだろう。
タイトル・チューンはコルトレーンの演奏を思い起こさせるような、宗教的な雰囲気を感じさせる2アルトの絡みから始まる。
イントロが終わった後はブーミーなベースが入り、いつものホセのサウンドになる。
このアレンジはバドゥのジャズ的な面をクローズアップしたもので、アリス・コルトレーンとのリンクを意識したアレンジという。
アルバムデザインの雰囲気がアリスの「​Journey In Satchidananda ​」に似ているのもそういう理由のようだ。
今回もBIGYUKIがキーボードとして参加している。
多用な楽器を使っているが、各々なかなか効果的な使い方でいいスパイスになっている。
意外だったのは3つの部分に分かれた大作「Green Eyes」での、前半のアコースティック・ピアノ。
彼がアーシーなテイストのプレイをするとは思わなかった。
意外な驚き。
ホセがBYGYUKIがストレート・アヘッドなジャズプレイヤーの特性を持つことを見抜いての器用だという。
この「Green Eyes」は演奏時間が11分余りで、このアルバムで最も聴きごたえのあるトラックだ。
「Header」の後半に出てくるフェイザー(フェイズ・シフター)をかけたエバン・ドーシーのアルトのサウンドが何とも面妖なサウンドだ。
「Gone Baby, Don't Be Long」は軽快でノリがいいが、リフが延々と続き、終いには飽きてしまう。
「Out My Mind, Just In Time」はホーンなしのスローなナンバー。
ホセのねっとりとしたヴォーカルとBIGYUKIのキーボードが独特なムードを醸し出している。
短いながらも印象に残るトラック。
「Bag Lady」でのBYGYUKIによるhammond B-3のサウンドも光る。
ここでのダイアナ・ジャッバールのフルートは平凡。
バックコーラスはクレジットがないが、ホセの多重録音だろうか。

フェイザー:「位相のずれた音」を原音にミックスすることで、シュワシュワとしたサウンドを作り出すモジュレーション系エフェクター
出典:https://guitar-hakase.com/7545/

参考:ホセ・ジェイムズ、エリカ・バドゥを語る「ここ25年のジャズにとって最重要人物」

José James:On & On(Rainbow Blonde BLONDE058C)24bit44.1kHz Flac

1.On & On (feat. Diana Dzhabbar, Ebban Dorsey)
2.Didn't Cha Know (feat. Ebban Dorsey)
3.Green Eyes (feat. BIGYUKI, Diana Dzhabbar)
4.The Healer (feat. Ebban Dorsey)
5.Gone Baby, Don't Be Long (feat. Ebban Dorsey)
6.Out My Mind, Just In Time
7.Bag Lady (feat. Diana Dzhabbar)

José James(vocals, bells, singing bowl, Bali metal tongue drum)
Ebban Dorsey(as track 1, 2, 4, 5)
Diana Dzhabbar(fl,as track 1, 3, 7)
BIGYUKI(p,fender rhodes, wurlitzer, hammond B-3, synthesizers)
Ben Williams(b)
Jharis Yokley(ds)

Recorded on June 22nd, 2022 at Dreamland Studios, Woodstock
Recorded on July 15th, 2022 at Flowriders Studios, Amsterdam
Additional recording by José James at Rainbow Blonde East and by BIGYUKI at Tree House Studio NYC.





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Last updated  2023年03月13日 14時36分56秒
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