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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2024年04月07日
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カテゴリ:ジャズ

ホセ・ジェイムズの新作「1978」を聴く。
これは2008年の「The Dreamer」以来12枚目のスタジオアルバムで、自身のレーベル
Rainbow Blondeからのリリース。
普通なら自主製作レーベルだと価格が高くなることが多いが、bandcampのRainbow Blondeではどのアルバムも価格が抑えられていて、とても助かる。
リリース元の情報によると今回のアルバムは『ジェームズの深いジャズとヒップホップへの愛情を、R&Bの偉大なヒーローであるクインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、レオン・ウェアへの曲作りやプロダクションのオマージュと融合させた瞬間の名盤』とのこと。
名盤と言い切っているところが自信の表れだろうか。
近年のレコーディングやツアーでお馴染みの強力なバンド・メンバーに加え、ブラジルのシンガー・ソング・ライター、シェニア・フランサ(1986-)や、コンゴ系ベルギー人のラッパー/映画監督バロジ(1978-)がフィーチャーされている。
実際聞いてみると、ジェイムズのあくの強さが薄れ、かなり聴きやすくなっている。
音楽そのものはダンス系の音楽だが、かなり完成度が高く、アレンジもヴァラエティに富んでいて、ノリがいい。
アルバムの狙いが『自身の誕生年である1978年に因んで、マーヴィン・ゲイ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーといった70年代後期のソウル・ミュージックを、ジェイムズなりの現代的解釈で表現したもの』なのも頷ける。
また弦が入っている曲はなかなか新鮮だ。
6曲目の「Dark Side of The Sun」ではバロジのラップがフィーチャーされている。
野太い声でぐいぐいと迫ってくる。
バロジと対比すると、ジェイムズの声が上品に聞こえるのも面白い。
バックの弦との絡みもなかなかいい。
7曲目の「Place of Worship」はフォークロアのようなテイストで、フランサのヴォーカルが力強く美しい。
ジェイムズはわざと野卑に歌っているような感じだ。
「For Trayvon」は珍しくバラード。
トレイボンとは2017年に起きたトレイボン・マーティン射殺事件の被害者のことだろうか。
哀しみを帯びたメロディーが胸を打つ。
バックで目立っているのはマーカス・マチャドのアコースティック・ギター。
ヒップホップ系の音楽でも合うのは意外だった。
録音はサーフェイスのイズみたいなサーというノイズが聞こえるのが気になる。
また分離もあまりよくなく、お団子状態だ。
リバーブもかけすぎでエレキ・ベースの音がうるさい。
また「38th & Chicago」は埃っぽい音。
他の曲とは別なセッションだったかもしれない。
その割にはコンガの音がリアルに響くのが意外。
ところで、気になったのは「38th & Chicago」の画像がアルバムの画像と一致していないこと。
bandcampからリリースされた他のミュージシャンのアルバムでも、先行リリースされた曲のアートワークがそのままアルバムに残っていることがある。
修正できる場合はいいが、そうでない場合、ユーザーにはストレスになるだけだ。
そのため、もう少し細かな配慮が欲しかった。

José James:1978(Rainbow Blonde BLONDE065C)24bit96kHz Flac

1.Talia Billig:Let's Get It
2.Isis & Osiris
3.Scott Jacoby;Talia Billig:Planet Nine
4.José James, Kaveh Rastegar;Talia Billig:Saturday Night (Need You Now)
5.Talia Billig:Black Orpheus (Don't Look Back)
6.Baloji;Talia Billig:Dark Side of The Sun (feat. Baloji)
7.Talia Billig;Xênia França:Place of Worship (feat. Xênia França)
8.For Trayvon
9.38th & Chicago

José James(vo)
Jharis Yokley(ds)
David Ginyard(e-b)
Marcus Machado(g)
Chad Selph(synth)

Xênia França(vo track7)
Pedrito Martinez(congas track 9)
Jharis Yokley(ds track 9)
David Ginyard(e-b track 9)
Marcus Machado(g track 9)
Chad Selph(p track 9)
Tia Allen(va track 1,8)
Francesca Dardani(vn track 1,8)
Maria Im(vn track1, 8)





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Last updated  2024年04月07日 16時59分43秒
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