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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2024年04月17日
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カテゴリ:ジャズ

昔は殆どビッグバンドなど聴かなかったものだが、何故か最近ビッグバンドのアルバムに触手が動く。
年を取ってコンボの小難しい音楽が肌にあわなくなったのかもしれない。
というか理解するのがしんどくなってきたのかもしれない。
ヴォーカルもよく聴くようになったのも、多分同じ理由だろう。
その割にはクラシックは古楽や現代ものなども積極的?に開拓しているので、矛盾しているかもしれない。
このアルバムはイスラエル生まれのドラマー、ダン・プガック(Dan Pugach)?(1983-)が率いるビッグ・バンドのアルバム。
彼はダンは2006年にアメリカ合衆国に移住し、バークリー音楽大学でテリー・リン・キャリントン、ハル・クルック、ジョー・ロバーノから学び、人文学系修士号をニューヨーク市立大学で取得している。
現在ニューヨークのブルックリンとコネチカットの両方に在住している。
メンバーは全員白人のようだ。
エッジの効いたキレキレのアンサンブルと、アタックのビシッと決まった、硬質でありながら素晴らしく鳴るサウンドが実に爽快。
パワーにも不足はない。
ヴォーカル・ナンバーを除いて、すべて彼のオリジナル。
明るくスインギーで、力のこもった作品が揃っていて、とても楽しめる。
アレンジがいいのだろう、実によく鳴るサウンドで、ビッグバンド・サウンドを聴く醍醐味が味わえる。
「Masa」ではテーマにコーラスが重ねられているのも洒落ている。
ソロはだぶりもなく、メンバーが満遍なくフィーチャーされていて、水準も高い。
リーダーのドラム・ソロは所々で聞かれるが、短めで押しつけがましさがないのがいい。
ニコール・ツレイティスによるヴォーカルのナンバーが2曲(track 6,7)入っている。
彼女は先ごろ「How Love Begins」でグラミー賞の最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバムを受賞したばかりだ。
スキャットを含むエネルギッシュなヴォーカルは白人とは思えないような圧倒的な迫力で迫ってくる。
ただ個人的には全部インスト・ナンバーにしてほしかった。
曲はツレイティスのオリジナル「Travel」とヴァン・ヘイレンの「Dreams」(1986)。
「Dreams」ではエレキ・ギターの熱のこもったソロもフィーチャーされている。
ということで、高度なアンサンブルで、曲も良く、ビッグ・バンドを聴く醍醐味が最高度に発揮された傑作アルバムだ。
是非多くの方にお聴きいただきたい。

Tolerance


Dan Pugach Big Band:Bianca(Outside In Music OUIA24012)24bit 96kHz Flac

1.Dan Pugach:Tolerance(Mike Fahie - tb, Patrick Cornelius - as)
2.Dan Pugach:Bianca (Eitan Gofman - ts, Stuart Mack - tp)
3.Dan Pugach:Bella the Bear(Jasim Perales - tb)
4.Dan Pugach:Masa(Dave Adewumi - tp, Jeremy Powell - ts, Dan Pugach - ds)
5.Dan Pugach:Schleppin’(Sam Weber - b, Nitzan Gavrieli - p, Alan Ferber - tb)
6.Nicole Zuraitis:Travel(Jeremy Powell - ts, Nicole Zuraitis - vo, Stuart Mack - tp)
7.Van Halen:Dreams(Pete McCann - g)
8.Dan Pugach:Discourse This!(Dave Smith - tp, Andrew Gould - as, Dan Pugach - ds)

Dan Pugach Big Band:

ww:Andrew Gould,Patrick Cornelius,Jeremy Powell,Eitan Gofman,Andrew Hadro
tp:Sam Hoyt,David Smith,Stuart Mack,Dave Adewumi
tb:Mike Fahie,Alan Ferber,Jasim Perales,Jen Hinkle
Nicole Zuraitis(vo)
Nitzan Gavrieli(p)
Pete McCann(g)
Sam Weber(b)
Dan Pugach(ds)

all composed by Dan Pugach(except track6,7)

Recorded at The Bunker Studio Brooklyn, NY on February 12&13 2023





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Last updated  2024年04月17日 16時17分32秒
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