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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2024年05月20日
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カテゴリ:ジャズ

壺阪健登というジャズ・ピアニストのデビュー・アルバムを聴く。
慶大卒業後にバークリー音楽院を首席で卒業、コロナ禍のために日本に帰国後、小曽根真が主宰する若手音楽家の育成プロジェクト「From Ozone till Dawn」に籍を置くという経歴だ。
このデビューアルバムは小曽根のプロデュースでユニバーサルからのリリース。
なので、いつものpresto musicからダウンロードした。
一聴カプースチンを思わせるような作品とサウンドが聞こえてくる。
また、プーランクやサティのフランス印象派の音楽のテイストも感じられる。
全曲壺阪のオリジナルで、平易でメロディックな曲が多い。
前半やたらと強打する場面が多く、そこまでガンガン弾かなくてもと思ってしまう。
途中のバラード「Ballad in A-Flat Major」から彼の良さが発揮されている。
「暮らす喜び」はフランス風のコミカルなテイストを持つ曲。
子供がいたずらでピアノを弾いているような面白さがある。
録音は重くダークなサウンド。
悪くはないがオフマイクで、ジャズの録音というよりはクラシックに近い音作りだろう。
また、エッジが丸く、壺阪の繊細な音楽には合っていないように感じる。
録音は所沢市民文化センターのマーキーホールというところ。
大ホールは行ったことがあるが、中ホールは行ったことがない。
写真を見ると、内部が円筒型で座席がぐるりとステージを取り囲んでいるという、日本では珍しい構造だろう。
ということで、デビューアルバムとしての水準は高いと思うが、クラシックに片足を突っ込んだような状態で、ジャズとしてはいまいち。
いずれにせよ、才能があることは確かなので、今後どのように成長していくのか楽しみなピアニストだ。

壺阪健登:When I Sing(Decca 6533752)24bit 96kH z Flac

1. When I Sing
2. With Time
3. こどもの樹
4. Departure
5. Ballad in A-Flat Major
6. 暮らす喜び
7. Prelude No. 1 in E Major
8. Kirari
9. さいなら Adios

壷阪健登(p)

録音 2024年1月24日、25日 所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール





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Last updated  2024年05月21日 15時50分59秒
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