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カテゴリ:邦画
2188 親指さがし
![]() ※ジャケット(オモテ面) 【スタッフ】 ・監 督 熊澤尚人 ・脚 本 熊澤尚人 まなべゆきこ 高橋 泉 ・原 作 山田悠介「親指さがし」(幻冬舎文庫刊) ・主 題 歌 「オール・オン・ミー」 フィリッパ・ジョルダーノ avex ・支 援 文化庁 【キャスト】 ・三宅 健 ・伊藤 歩 ・松山ケンイチ ・永井流奈 ・尾上寛之 ・品川 徹 ・春海四方 ・斎藤 歩 ・野澤祐樹 ・小野明日香 ・佐野史郎 ・手塚理美 ![]() ※ジャケット(ウラ面) 【仕 様】 ・型 番 PCBE-72352 ・製作年度 2006年 ・製 作 国 日本 ・原 題 ---- ・発 売 元 エイベックスエンタテインメント株式会社 ・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン ・提 供 ---- ・価 格 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・制作協力 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2007.01.24 ・収 録 APPROX 116分 ・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ ・音 声 1.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch サラウンド ・字 幕 1.日本語字幕 ・そ の 他 片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用 ・映像特典 1.スペシャル映像~公開直前ナビ~ 2.日本語音声字幕 ![]() ※ディスク 【ジャケット】 ・オモテ面:決して振り返ってはいけない 8年前、少女が消えた。 ――思い出が恐怖に変わる。 原作:「リアル鬼ごっこ」山田悠介 × 主演:三宅 健 ・ウラ面 :山田悠介原作『親指さがし』の完全映画化! 新進気鋭の熊澤尚人監督が 「ニライカナイからの手紙」 「虹の女神 Rainbow Song」 描くサスペンス・ホラー!! 映画単独初主演の三宅 健 「ホールドアップダウン」を中心に、 伊藤 歩「チェケラッチョ!!」、 松山ケンイチ 「DEATH NOTE -the Last name-」 など若手実力派俳優陣の共演!! 8年前、少女が消えた。 ――思い出が恐怖に変わる。 真ん中で笑みを浮かべているのは、由美子だろう。その下に、 5人の友だち。こちらは大人になっている。うーん、黒から赤へのグラデーションを背景する必要ある? 折角、夏の物語なんだよ、青空とひまわりをジャケットのオモテ面に使って欲しかった。(苦笑) ウラ面は、廃墟ホテルを背景に、 5人の画像があしらわれている。ごくごく普通のレイウトだ。個人的な嗜好で言わせていただければ、いつも襟のボタンまでキッチリと留めている知恵の画像を大きく扱って欲しかった。何となくMっぽい感じがして、ちょっとそそられるものがある。(ホラー映画だもん、少しくらい扇情的じゃないとね) ![]() ※フィリッパ・ジョルダーノDCジャケット(名作!!) 【感 想】 「フィリッパ・ジョルダーノ」 フィリッパ・ジョルダーノが好きだ。気高く硬質な歌声は、頭をスッキリさせてくれる。集中力が高まる。以前、東京国際フォーラムでのコンサートに行った時は、そのまま仕事に戻れそうなほど頭がクリアになった。もっと日本でも人気が出ても良さそうだが、皆さん、サラ・ブライトマンに靡いてるもんね。(確かに、柔らかく暖かな歌声は癒し効果が高い。寝る前に聴くにはサイコーだ) F.ジョルダーノの歌がエンドロールで流れる本作品は、のんびりしたサイコ・ミステリー。何故、彼女の歌が必要なのか意味不明だし、あちらこちらツッコミたくなるのを我慢すれば、まずまずの出来映えだと言って良いかも知れない。 ――小学校の同窓会で再会した 5人の男女。彼らは 8年前の事件で結ばれていた。 廃墟となったホテルで《親指さがし》をしている時に友だちの一人、由美子が行方不明になったのだ。警察の懸命な捜索にもかかわらず、彼女は見つからなかった。 しかし、「もし由美子がいなくなったら必ず見つけ出す」と、由美子と約束していた武は、心に傷を負い、今も忘れられずに探し続けていた。 ……というお話し。 《親指さがし》という遊びのことは知らなかった。創作なのか特定の地方に伝わる遊びなのかは、不明。 左隣の人の親指を隠すように手を繋いで輪になると、目をつむって「おやゆび、おやゆび……」とオマジナイを 2回唱える。唱え終わると同時に手を離すと、そこは見知らぬ部屋。その部屋で親指を探すのだが、見つけると幸せになれると言う。部屋にはロウソクが1本立っているので、帰る時は、その焔を吹き消せばいい。部屋にいる時、肩を二度叩かれるが、決して振り返ってはいけない。もし、振り向いてしまうと、帰って来ることが出来なくなる。 まぁ、子供の遊びは往々にしてグロテスクなものだが、《親指さがし》も、かなりだな。(笑) そんなことより、12才の子供が廃墟で遊んじゃダメでしょ? まず、そこを叱らないと。たった一行の台詞でもいいから本編に盛り込まないといけない。それが大人の責任だと思うな。 ――武の頼みで、皆は再び《親指さがし》をするが、もちろん何も起きない。由美子を探す手掛りを見つけ出すことは出来なかった。 しかし、公園で信久の遺体が見つかる。遺体には親指がなかった。然も、ネットの掲示板には「親指さがしをして行方不明になった子は大人になって帰って来る。その時みんな殺される」という書き込みがあったことから 4人はパニックになる。 武が受け取った「親指さがしはサキの呪い」というFAXを手掛りに、武たちは呪いを解く方法を探し始める。 ……という展開。 ようやくここから物語が動き始めるが、ボロボロと言うか、稚拙と言うか、「何だコレ?」と思うことしばしば。(溜息) 唐突にFAXが送られて来て、サキの呪いへとミスリード。 階段から落ちて怪我(?)をした武が頻繁に肩を痛がるが、アイドル特有の「ボクってカッコイイでしょ?」「ボクってカワイソウでしょ?」光線が出まくり。(だから男性アイドルが出る映画は観たくないんだ) 突然、由美子から盗んだ“たまごっち”のことを綾が思い出して掘り返すのも、いただけない。伏線とも言えないタイミングだった。 サキの家に起きた惨劇を勿体ぶって語る老人も、会うたびに違うことを言う挙動不審ぶり。三回目には「わしがサキじゃ!」とか言い出すのではないかとヒヤヒヤした。原作は山田悠介ってことだし、有り得るよなぁ。 松山ケンイチさんが演じた智彦にしても、画家を目指して専門学校に通って努力して挫折していまは名古屋の大学に行っているようだけど、まだ19か20歳だろ? 勘定が合わないんじゃないか? 「大人になるって、出来ないことが分かるってことなんだな」と悟ったようなことを言われて鼻で笑いたくなった。キャラ設定とか脚本にムリがあるよなぁ。 そんな智彦が秘かに思いを寄せる知恵にしても、おとなしくてお嬢様のようだけど、かなりの《女》ぶりを見せてくれる。いい車に乗ってるし、渋滞にハマったら、その車を乗り捨てちゃうし……。(そこから廃墟ホテルまで彼女は走ったのか? かなりのアスリートだな) そもそも、 8年前、由美子が実は《親指さがし》に参加せずに、武の気を引こうとして排気口に隠れていたことを知っていたのは知恵だけだ。それを 8年間も黙っていたのは、武への思いがあったからだろうけど、12才にして既に女だよなぁ。彼女が 8年前、「由美子ちゃん、ここに隠れていたんです。落っこっちゃったから助けて!」と子供らしく警察に話しをしていたら、もしかしたら由美子は助かったかも知れないし、今回の連続殺人も起きなかったことは確かだろう。冷静に考えると、ヒドイ女だ。「オマエが元凶かよ」ってド突きたくなってしまった。(苦笑) 「まずまずの出来映え」と言っておきながら、このツッコミ。(苦笑) 個人的には、夏の雰囲気が感じられるから容認できるようなもので、フツーに観たら破綻しているようにしか思えないと思うな。ひまわりや飛び交うトンボ、生い茂った草木、シャツの汗染みにも夏らしさが漂っていた。スクリーンで観た時、もう少し青空が映し出されていたように記憶していたが、DVDで観たら、さほどでもなかった。ちょっとガッカリ。やっぱり、映画館の方が、たくさんの情報を五感で受け取れるんだなぁ。もう少し映画館に足を運ばなければと思うが、いま主流のシネコンって好きじゃないんだよね。(溜息) お尻が大きくて体格の良さそうな知恵役の伊藤歩さんが魅力的だったので、オススメ!(相変わらず見るポイントはHだな) 【 山田悠介関連作品 】 『2134 あそこの席』 『1407 復讐したい』 『1399 リアル鬼ごっこ』 『1400 リアル鬼ごっこ2』 『1401 リアル鬼ごっこ3』 『1402 リアル鬼ごっこ4』 『1403 リアル鬼ごっこ5』 『1404 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン -序章-』 『1375 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.1』 『1376 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.2』 『1377 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.3』 『1378 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.4』 『1379 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.5』 『1380 リアル鬼ごっこ/ジ・オリジン Vol.6』 『1405 リアル鬼ごっこ/ライジング』 『1406 リアル鬼ごっこ(2015)』 【 伊藤歩さん出演作品 】 『0458 FINAL FANTASY 7/ADVENT CHILDREN COMPLETE』 【 松山ケンイチさん出演作品 】 『1912 ドルフィンブルー/フジ、もういちど宙へ』 『1976 デスノート/証言~Beginning of the Movie~』 『1977 デスノート/前編』 『1978 デスノート/DEAD OR ALIVE』 『1979 デスノート/the Last name(後編)』 『1980 デスノート/the Last name -profile report from L-』 『1981 L change the World』 『1982 World of change the World』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021.03.31 05:30:07
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